「HSE」という気質~人が大好きな社交的HSP~
近年急激に「HSP」という気質が注目されて
今となっては「HSP」もカオスだな。。なんて思わなくもなくて
ちょっぴり複雑な気持ちすら個人的には抱いていたりもするわけですが、、
私自身も、HSP気質はかなり強い方だと感じていて、
昨年はHSP関係の勉強会や交流会に参加したりして
少し見識を深めてみました。
色々と感じることやシェアしたいことがあるので、
今後少しずつ取り上げていきたいと思っています。
* * *
今日は、昨年色々体験した中で知った 「HSE」という気質について。
基本的な「HSP」気質は持ちつつも、
「人と関わるのが好き」という性質です。「社交的HSP」とも呼ばれます。
私自身、HSPの種類の中では多分一番自分に近いと感じるのが
この「HSE」でした。
よく、「HSS型HSP」と混同されることが多いようです。
(私も最初そうでした)
「HSS型HSP」というのは、
HSPの敏感な感覚を持ちながらも
好奇心が強く刺激を求めて行動するので、
「行動的なのに疲れやすい」「傷つきやすいのに行動的」という、
矛盾する感覚を持ちます。
一方、「HSE」というのは、
HSPの敏感な感覚を持ちながらも、人との関わりを求めて行動するので、「社交的なのに疲れやすい」「傷つきやすいのに社交的」という、
矛盾する感覚を持ちます。
「HSS型HSP」と「HSE」は、とてもよく似てるので、
ひとくくりにされてるケースが多いように思います。
が、より細分化して言うならば、区別はできます、ということですね。
私が学んだ情報によれば、両者の違いは以下のような感じです。
■「HSS型HSP」
刺激や未知のものを求める。刺激に強い。
好奇心は旺盛だが、人にはさほど関心がない。
■「HSE」
人が好きで人と関わることを求める。刺激には弱い。
好奇心は旺盛だが、興味がなければ未知なものでもさほど関心を示さない。
いずれも、
自分の欲求と自分の気質(HSP質)が真逆で、その矛盾に悩むし苦労する
という性質は共通していますね。
私も昔から、人が好きで、
人と関わることに何とも言えない歓びを感じます。
だけれども、同じくらい「人が怖い」し
「誰と一緒にいるか」というのがすごく重要で、
どれだけ好きな相手や楽な相手であっても
長時間他人と一緒にいると疲れてしまい
「一人だけの時空間」を絶対的に必要とします。
基本、一人でいることで、エネルギー充電をします。
これは、「HSP」気質全般に言える性質かと思います。
でも、「人と関わること」で歓びや生きがいを感じるので、
積極的に人と関わろうとするんですよね。
特に、「人のためになりたい」という感覚が大前提にあります。
その時に、自分自身の性質をよく理解していないまま
人と関わろうとしてしまうと、
ものすごくエネルギーを消耗してしまうし、
自分よりも他者を優先してしまいすぎて、
自分自身の人生を生きることすら困難にもなってしまいます。
私自身も、このことを理解するまで、
何年もこの矛盾に悩まされてきました。
でも、ちゃんと理解することで、この「HSE」ならではの
コミュニケーション能力や共感力を生かして、
健全に「人のため」に奉仕しつつ
自分自身も満喫できるようになりました。
この「HSE」という気質は、まだまだ情報自体が少なくて、
その定義も確実ではないようですが、だからこそ情報共有の意味からも、
私自身の体感や体験などを今後シェアしていきたいなと思っています。