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大変遅れてしまい大変申し訳ありません! とお詫びしたいのだが

言葉を重ねる時の難しさについて。


お詫びのメールを書くとき

私は常にいろいろな提出物が遅れる。何日までに返答しなくてはならない、的なものが間に合わない。

何とか原稿とか発表資料とかをまとめて、相手方にメールする。

その時は当然「遅れて申し訳ありません」的な文言を添えることになる。

それで、私は提出が大変遅れることがある。そしてそれに付いて大変申し訳ない気持ちになっている。いやほんとにね。

ということで「提出が大変遅れまして大変申し訳ありません」とメールを打とうとするのだが・・・

「提出が大変遅れまして大変申し訳ありません」は、大変が重複している。これって若干変じゃないか? いや変じゃなくないか?

と言う話。

「提出が大変遅れまして大変申し訳ありません」

状況としては、確かに大変提出が遅れているし、かつ、大変申し訳ない気持ちになっている。

そのため「提出が大変遅れまして大変申し訳ありません」でお詫びの説明としては状況は合っている。

ところがである。大変が重複しているのである。そのため、文章が間抜けな印象になっている。

お詫びする相手に間抜けな文章を送るのは良くないので、「提出が遅くなり大変申し訳ありません」などとどちらかの「大変」を取ることになる。

しかしこれでは、謝罪文として十分に状況を説明しきれない。

間抜けな文章になったとしても誠実に説明をするべきか、どっちか取って状況の正確さを減じて謝罪するかいつも悩んでしまう。

その結果、提出がさらに遅れてしまうのだ。

なぜ近くに「大変」が連続すると間抜けに見えるのか

「大変」が連続すると間抜けに見えるのが良くない。なぜ大変は連続すると間抜けに見えるのか?

この度は大変お世話になり大変ありがとうございました。とか。大変珍しいものをいただきまして大変感謝いたします。とか。「とても」とかで言い換えたくなる。

多分、「大変」と言う言葉自体が若干間抜けなのではないかと私は睨んでいる。「超すごい」の「超」みたいなやつなんじゃないかと怪しんでいる。

程度がすごいことだけを示す言葉だから、それが連続するとシチュエーションにインフレ・麻痺が起こってしまい、何だか説明が空転してしまうような感じだろうか。

すごいすごいです!

大変に大変に超超すごくすごいことが起こっています!

みたいに強調をするとその間抜けさがあらわになる。

程度を示す言葉を連続させると間抜けに見えると言うことなのだ。

おわりに じゃあ間抜けを回避するには

じゃあ間抜けを回避するにはどうすればいいのか。もちろん言い換えを考えれば良い。「とても」とか、「長らくお待たせしてしまい」とかだ。

それにそんなに頭を使わない方法だってある。

提出を遅れなければいいのだ。

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