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タフグリップという名称を入れ歯だけに使うのはもったいないのではないか。

小林製薬の命名が凄すぎるだけ、なのだが。


はじめに 小林製薬のタフグリップ

小林製薬は商品名のネーミングセンスに優れる会社として知られる。

一方個人的には、センスが良すぎるあまり、社会一般と照らし合わせたときにもったいないと思う商品名がある。

それが「タフグリップ」だ。入れ歯をくっつけるあれだ。


1 「タフグリップ」をパブリックドメイン化するべきだ

タフグリップ。いいですか? これ冷静に考えたらめちゃくちゃいい商品名だと思いませんか?

皆さんの中には入れ歯をしていて、タフグリップのお世話になっている方もいらっしゃるかもしれない。ところがそれは人口のどこまでだろうか。

「タフグリップ」をもっと他の商品にも使っていいのではないか、使うべきではないかと個人的には思っている。

「タフグリップ」。何か他の、現代社会のなかでグリップを効かせられるものの名前に、私たちは「タフグリップ」を用いて販売を促進するべきではないだろうか、というわけだ。

あまり法律周りは詳しくないのだが、小林製薬社はこの「タフグリップ」なる商品名を天下になげうつ時がきたのではないだろうか。

もう十分に、「タフグリップ」と聞いたら小林製薬のあの商品を思い出すまでに、私たちの社会は成熟しているではないか。

だから、自社製品にこの名前をつけ続けることはさえぎらずに、別に他の会社がこの商品名を使っても良くするようしてもいいのではないか。

著作物が一定の条件でパブリックドメイン化するように、小林製薬社はこのとっても良い名前を公に返上し、みんなが自由に使っていいようにしても良い。私はそのように考えている。

それではどんな商品に「タフグリップ」とつけるべきだろうか。次章でこれを考えてみたい。

2 「タフグリップ」と名付けたい商品

2−1 ゴルフクラブのグリップ

ゴルフクラブのつかむ部分、というか多くの球技で用いるスポーツ道具は手で持つ部分がある。これをグリップと呼ぶことが多い。

これに関する部分の商品に「タフグリップ」とつけるのはどうだろうか。

様々なゴルフのシーンでタフにグリップを担保するイメージを持たせられるだろう。入れ歯よりもゴルフ道具に「タフグリップ」は使うべきなのかもしれない。

2−2 自動車や自転車のタイヤ

地面をしっかりつかむ(摩擦を発生させる)ことができるタイヤが必要な場面がある。そうした役割を持つハイグリップタイヤと呼ばれるタイヤがある。これの商品名に「タフグリップ」はどうだろうか。

入れ歯よりも、かっこいいかもしれない。

2−3 軍手とか作業手袋

ホームセンターにずらりと並ぶ軍手や作業手袋。私たちがDIYするときも、専門の職人さんが用いる時も、手袋ってのは大切なデバイスだ。そして往々にしてしっかりと掴めることが大切になる。

こうした類の商品に「タフグリップ」と名付けるのはどうだろうか。入れ歯よりも実用的でいいかもしれない。

おわりに 「タフグリップ」のポテンシャル

小林製薬社の商品名は趣向を凝らしたわかりやすいものが多いことで知られる。私はお尻の問題を解決する「オシリア」が大好きだ。可愛らしい中世ファンタジーの姫っぽい名前なのによく目を凝らすとお尻が含まれている。

「タフグリップ」はこうした工夫系の商品名というよりかは、より直截的な名称のように思う。それゆえ小林製薬社の名付けの良さがありながらも、より社会一般にタフなグリップが求められる商品につけるべきではないかと個人的には思っている。

小林製薬社は「タフグリップ」という名前を社会の生産活動の促進のために社会に解放するべきだ。

「タフグリップ」を自由化せよ! 誰しもが必要な際に「タフグリップ」を使用し、タフなグリップをPRできるようにせよ!! 

今日noteで訴えたいことはこのことに尽きる。

こうしたことは大変に名誉なことであり、何らも小林製薬社の利益に反するものではない。むしろ社会に小林製薬社の寛容さを知らしめ、社のイメージを向上せしめ、その声望を高める結果となるであろう。

「タフグリップ」を呼ぶにふさわしいいろんな100個ぐらいの「タフグリップ」が溢れる社会になりますように!!


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