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おならをしてはいけない場所とは、正確には何所になるのか? についての個人的な所感。



はじめに おならをする場所

人間生きているのだからおならをしたくなるというか、おならが出てくる。健康のためにはおならがしたくなったらすぐやるのがいい。ところが、現代社会では複雑な状況になっており、他者に近いところでおならをすると、音や臭いなど直接的な要因により不快感を与えてしまう。

基本的には、おならはしたくなったらすぐにするべきだ。旧石器時代とかはぜんぜん大丈夫だったのではないか。もしかしたら竪穴式住居のなかだったら集落や家族のみんながいて怒られたかもしれない。ところが広い当時の狩場であるとか、当時は定住をしていないから移動中とか、結構おならしても、少なくとも現代よりはOKだったと思う。

さて、それに比すると私たちはおならをしてはいけない場所が多すぎるのではないか。以前、うんちについて似たようなnoteを書いたことがある。

うんちはほぼ必ずトイレでしなくてはならないのだが、おならはその意味では厄介だ。別にトイレでしなくてもいいのだ。この認識が悲劇を生みうる。

前置きが長くなったが、本稿では一般におならをしてはいけないシチュエーションをまず考え、そこから、実はもっとこうしたシチュエーションの方が気をつけなくてはならない、という話を展開していこうと思う。

1 一般的なおならをしてはいけないシチュエーション

端的にいえば、他者と交わる際にはおならはするべきではない。特にビジネスや家族の大事な集まりなどではおならはトイレなどで行うべきだろう。もちろんどうしてもおならが出やすい状況や体調の人ってのがいるから、逆にいうとそうした集まりの際にその人が参加しやすいよう配慮をする必要だって現代ではある。これは逆にいうとおならをしてはいけない場所であることが前提としてあるのであって、もちろん体調次第では致し方ないという留保がつくということだ。

その具体的な場面で言うと、大切な商談やプレゼン、ゼミの発表時などはおならをするべきではないだろう。また結婚を控え、両家の顔合わせをする際などもおならはするべきではない。

さてこうしたことは一般にはよく理解されている事柄だ。おそらく体調的な事情がなければ、これらのシチュエーションでは多くの人がおならを控えると思う。

そのため、実はこれらの大事な集まり系おならしちゃダメシチュエーションは、意外に多くの場合守られる。

それでは、真の意味でおならをするべきではない状況というものを、これから皆さんと一緒に考えてみたい。

2 実際におならをしてはいけない状況とは?

実際おならをしちゃいけない状況ってのは、おならをしても良さそうなのに実はおならをしてはいけなかった状況を指すように思う。

つまり、ホテルとかのエレベーターである。朝食バイキングに腹鼓をして、部屋に帰る。食事により腸の蠕動が活発になり、私たちはおならをしたくなるだろう。

部屋に戻る途中のエレベーターは誰もいない。そのためついおならをしたくなる。

さてその後おならをしても我慢しても良いのであるが、ここで注目してほしいのはエレベーターには次の瞬間誰かが入ってくる可能性があるということだ。お客さんやフロントマン、お掃除の方などいくらでも可能性がある。ホテルってのは結構自室でリラックスできてしまうから、エレベーターでも油断してしまうってのもある。

同じように、学生時代だと教室に誰もいないからおならをしたとする。すぐにみんなが教室に帰ってくることがある。

これらのシチュエーションは1章で見たそもそもおならをしてはいけない状況とは異なる。一見おならをして良さそうだが、実はみんなが集まってくる可能性が高い場所(それも密室に近い場所)が、実は危険だということだ。

まとめ 危険な場所とは

ということで状況を整理すると、初めからしてはいけない場所では人間気をつける。ところが、一見しても良さそうなところだと人間油断する。ということだ。

おならで説明したのだが、実はこれは世の中一般の危険性に応用できると個人的には考えている。

一見危険性がなさそうな状況にこそ、その危険性の真の入り口があるのではないかということだ。家に帰るまでが遠足です、みたいな評言もあるし、徒然草の「高名の木登り」のエピソードのように降りてきて地面が近づいたその時こそ油断するなという語りもある。

一見おならしても大丈夫そうなところこそ、おならに注意なのである。そして繰り返しになるけれども、他の世の中の危険性(事故とか詐欺とか)も、おそらくそんな感じなのだと思う。

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