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Photo by
nyakopan
本当に面白かったことはSNSに投稿しない
自分の人生の中でそれなりに面白かったこととか、意義深かったこととか、印象に残る出来事ってのがそれなりにある。
そしてそうした出来事についてインターネット上にアップして、他の人に見てもらうことが容易な時代になって久しい。
しかし、大切なことこそSNSにあげないことが肝要なのではないか、と、密かに思っている。
面白かったりインパクトがあって「これはイイね! とかリポストとかがたくさん付きそうだぞ」というものほど、心の中にしまって大切に保管しておくべきではないか。
なんとなくそう思っている。
物理的なもので例えてしまうと、大切なコレクションをしっかり宝石箱にしまっておくようなものだろうか。あるいは、仏壇の下の戸棚にしまっておくようなものだろうか。
思い出や出来事をネットに放流しないで身近に置いておくとは如上のようにたとえられる。
そしてそれらは、折々に、例えばお正月にみんなが集まったときのような場面で、その話題や、その話題に近い事柄が話題になったときに「あ、そういえば・・・」と語り出すのが一番良いのではないかと思っている。
SNSに放流してしまうと、出来事やその思い出はインターネットに入ってしまう。宝石箱や仏壇の下の戸棚には入れられなくなってしまう。
思い出や出来事をどこにしまうのか。そこがインターネットでいいのか。身近にSNSがあるせいで、そこばかりに思い出や出来事を放り込みがちだが、大切なものこそ、立ち止まって考えるほうが良い。
思い出や出来事の取り出され方が変わってくるだろうから。