階段のてっぺんではなく、目の前の一段をのぼる
タスクに向き合うのが億劫な理由
あるタスクに取り掛かるとき、最初に立ちはだかる壁は「始める」という行為です。
いつだって新しいことに挑戦するのはとてもエネルギーを消費します。
ついつい先延ばしにしていて、気づけばもっと面倒なことになっていた、なんてこともよくあります。
タスクに向き合うのが億劫な理由は、タスクの完了地点を最初から目指してしまうから。
地上にいながら10mの壁の上まで跳ぼうと思っても、到底無理ですよね。
まずはそこまでの道筋を明確にして、細かいステップに切り分けていくのが大切です。
乗り越えられるレベルに切り分ける
たとえば「部屋をきれいにする」という漠然とした目標があるとき、まずはじめに何から手を付けていいのかわからなくなることが多いと思います。
そういうときは、きれいな部屋になるまでのステップを切り分けてのぼりやすい階段を作っていきます。
ゴミを捨てる→服をたたむ→本をしまう→掃除機をかける
というようにタスクを小さくすることで、それくらいならできそうだと自分に思い込ませるのです。
「ゴミを捨てる」でも大きすぎる場合は「ペットボトルをまとめる」などさらに細かく区切ることもできます。
まずは一段のぼる
タスクを切り分けられたら、まずは一段目をこなしてみます。
明確な道筋があると行動に迷いが生まれにくく、その都度達成感を得られるので次の一歩を踏み出すハードルがガクンと下がります。
そうやって一歩ずつのぼっていけば、いつの間にか大きな壁も乗り越えられます。