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#28 ラジオというコンテンツは何が魅力?

ラジオが大好きなんですよ。

いわゆる声を使ったコメディーコンテンツ全般が好きです。

私の人生で一番初めに声のコンテンツに触れたのは、
「落語」のカセットテープが最初でした。

当時、小学校5年生の時に
脚本宮藤官九郎さんの作品「タイガー&ドラゴン」のDVDが家にあったのでリアルタイムで見ていましたが、再度見たくなり見直すと
そこで「落語」というものがどんなお笑いなのかが少し理解でき、のめり込んで行きました。

落語が好きになっていく私を見た祖父が
「名人落語傑作集」
みたいな16個くらいのカッセトテープをくれて
毎晩睡眠導入みたいに聞き流していました。

3代目桂三木助の「粗忽長屋、崇徳院」
2代目古今亭志ん生の「火炎太鼓」
が特に好きで、あまりにも聴きすぎて当時は紙にセリフが全部かけるほどでした。

そこからトークで人を楽しませるというコンテンツの魅力に取り憑かれ
「ダウンタウンの2ショットトーク」など画塾に通う電車の中でずっと聴いていました。

そこからラジオも楽しく聞くようになり
今でも「オードリのオールナイトニッポン」は
毎週YouTubeやradikoのタイムフリーで聴いています。

ラジオの魅力ってなんなんでしょうか?

ラジオは音声だけしか情報がないコンテンツです。
パーソナリティさんがどんな表情をしているのかリスナー側が想像しなければなりません。
この想像することはリスナーがその番組のファンになればなるほど想像しやすくなり、楽しくなっていくと思うんですよね。

映像を使うコンテンツは1~10まで「視覚、聴覚」で説明してくれるので、伝わりやすさとしてはラジオより有利です。

しかし敢えて「見えないこと」がリスナー側もまるでパーソナリティーと一緒にいるかのような一体感があると思うんですよ。
リスナーはパーソナリティーの方が話している内容を、頭の中で想像して映像を思い浮かべると思います。
聞いている中で、パーソナリティーが話している情景を「うまく思い浮かべられる」リスナーはパーソナリティーと似たような感覚や思考を持っている可能性が高く面白さや楽しさを共感しやすいのだと思います。

そういったリスナーはコアファンになってくれる可能性が高く、コンテンツの良き理解者となるでしょう。
どんな人でも伝わりやすいメディア、例えば昔はTV今ではTikTokなどは多くの人に見てもらえたりアプローチはしやすですが、すごくコアファンをつけるメディアはもしかしたらラジオなのかもしれませんね。


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