クローダジャパン 農薬事業部の紹介
クローダジャパン株式会社(Croda Japan KK)では農薬用途の原料も取り扱っていることはご存じでしたか?今回は「クローダジャパンのクロッププロテクション営業グループ」を紹介いたします。
最近の農薬業界の動向と業界30年のベテランがクローダに来た理由
農薬事業をnoteで紹介する最初の記事として、ライフサイエンス営業部 クロッププロテクション[Crop protection、 以下:クロップケア(Crop Care)]営業グループ マネージャーの中内さんにインタビューをしました。
新卒から農薬業界一筋!クローダ・クロップケア営業のご紹介
Q:まず、中内さんの経歴をお教えいただけますか?
中内:大学の農学部を卒業後、1992年に農薬メーカーに就職して以来、ずっと農薬業界で働いてきました。クローダジャパンには昨年2023年の8月に入社しました。
Q:30年以上も農薬業界にいらっしゃるんですね!その間はどのような職種を経験されましたか?
中内:探索合成に携わる研究者としてキャリアをスタートしました。大学で有機合成を専攻していたので、まずは研究者になりたい、と考えていました。その後は新製品の開発、マーケティング、技術普及、営業等、いくつかの会社で業界の川上から川下まで経験してきました。
Q:最初は研究者だったんですね。やはり研究開発の知識があることは営業活動をする上で強みになりますか?
中内:そうですね、やはり研究者ならではの苦労、各社の開発動向やニーズを把握することができますので。また、マーケティング職を経験したことで、市場及び生産現場の動向にも精通していると自負しています。
農薬業界全体の課題
Q:そんな業界に精通した中内さんが、どうしてクローダジャパンに昨年入社しようと思われたんですか?
中内:うーん、最近の業界動向を見ていて、今後はクローダのような会社が脚光を浴びる時代かなと思ったからですかね。
Q:何か凄いけど、よくわからないです!(笑) まず最近の農薬業界の動向を教えていただけますか?
中内:化粧品業界と違って、トレンドがあったりするような業界ではないのですが、業界全体としての課題はあります。
農薬取締法が度々改定されており、メーカーはその改定に沿って対応を強いられる状況です。
つまり、農薬の新規登録、既存製品の登録維持のためのデータの提出などの要件が増え、コストや時間がどんどんかかるようになってしまっていて、ハードルがどんどん高くなっているのが現状です。
クローダの農薬用途原料とは?
Q:このような状況を見て、どうしてクローダのような会社が脚光を浴びると思われたんですか?
中内:そもそも、クローダが提供する製品は農薬の中で脇役・黒子的な存在なんです。
クローダでは、農薬メーカーさんが開発した有効成分の効果を向上させたり製品の安定性を改善させたりする添加剤を販売しています。
メインとなる有効成分を開発することはありません。だから、黒子と表現しました。
しかし、先ほど業界の課題をお伝えしたように、新しい有効成分を開発することが難しくなってきたことから、今後は補助剤であるクローダの原料がどんどん世に必要とされるようになってきています。
なぜなら、既存有効成分を含む製品をリニューアル(製剤改良)することが新たな流れとして確立しつつあるです。
製剤改良をする際にクローダの製品が大きく役立ちます。
Q:新しい有効成分を思うように開発できなくなってきた今、有効成分を補助する黒子の役割がどんどん重要になってきている、ということですね。
中内:そうですね。クローダの原料を使用することで投下薬量を下げられる、環境に対する影響を低減できる等の効果が期待できます。
クローダのクロップケアの強みと今後
お客様のニーズを把握し、世界各国のエキスパートが解決
Q:時代の流れを読んでクローダに入社されたことがよくわかりました。では、実際に入社してみて、クローダの強みって何だと思いますか?
中内:グローバル企業として、世界各国に優秀な技術者がいることが入社してみてわかりました。
日本のお客様のお困りごとを海外の担当者に相談すると、様々なエキスパートが改善案を提案してくれます。
私は営業として、お客様の声を的確に技術者に伝え、課題解決のスムーズな橋渡しをすることを常に心掛けています。
お客様に成り代わって、クローダのグローバルラボで処方を検討する、カスタマーワークリクエストというサービスもございます。
現在、実際に日本のお客様でご依頼いただいて、研究開発が進んでいる案件もございます。
クローダジャパン クロップケアの今後
Q:中内さんは今後、営業マネージャーとしてどんな風に活動していきたいとお考えですか?
中内:そうですね、とにかくクローダが農薬を始めとした農業に関わる事業を展開しているということをもっと多くの法人さんに知ってほしいです。
そして、何か製剤開発の上でお困りごとがありましたら、気軽に私までご連絡してほしいです。
「あのおっちゃんに相談してみようか」くらいのノリで、ご相談ください!
クロップケア専用のウェブサイトを是非ご活用ください。
クロップケア事業の専門ウェブサイトの日本語版がございます。
気になることやご相談事項がございましたら、お気軽にウェブサイトのお問い合わせフォームからご連絡ください。