大島弓子熱再燃
大島弓子の日常を映画化した
「グーグーだって猫である」を見ました。
小泉今日子が大島弓子を彷彿させる
小島麻子という役をやっていて、
大島弓子はこれまで一度も
メディアに顔が出たことがないので、
こんな感じだったのかなと、
かえってイメージしやすかった。
中でも大島弓子の
アシスタント役をやっていた、
上野樹里がとても良くて、
小学生の頃に帰省先の実家で読んだ、
大島弓子の「四月怪談」に感動して、
いずれは大島弓子のアシスタントになるという、
その設定にグッと来た。
まさに僕も小学生の頃、
当時住んでいた会社の寮の
黴臭いゴミ倉庫に隠れて読んだ、
大島弓子の「きゃべつちょうちょ」という作品に、
その後数十年間心を捕らえられ続けているのだ。
これこそが子供と文学作品の出会いであり、
僕の場合は芥川や太宰ではなく、
出会ったのが大島弓子だっただけなのだ。
映画の中でも出てきた、
朝日ソノラマの大島弓子選集を
自宅に全巻揃えてはいなかったので、
欠巻をまんだらけ通販で注文しました。
でも全16巻のうち最後の3冊は
まんだらけには在庫がなく、
ヤフオクに出品されているものは
高くて買えなかった。
そして映画の中にも出てくる、
実質的に最後の作品集となった、
「ロストハウス」を久しぶりに読みました。