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習慣を変える

今朝の #こえのブログ


このコロナウィルス騒動を通して、
たくさんの学びを体感的に積んでいます。

その中でも、

「習慣を変える」ということを体験できたのは、
私にとってすごく大きな学びでした。


昔から、お風呂に入るのはもともと「面倒くさい」分類なタイプでして。

温泉や、銭湯は別なのですよ!
これはひとつのイベントでレジャーなので。


日常の中の「お風呂に入る」という行為の面倒さに対して、今まではけっこうズボラな自分でした。

でも、この騒動を通して意識が変わって、徹底して寝る前に、なんなら外出したときは帰宅直後に入るという習慣をつくることができました。

この習慣の変化を起こしたこと、そのものは、そこまで大変なことではありません。
だって、死にたくないし、罹りたくないし、リスクは避けたいし。

それだけ。


習慣をつくる、変えるって、
結構な労力のかかることだと、これまでは思っていました。

たとえば、誰かのお話を聞いたり激励されたりして、「私、もっと頑張らなきゃ!!!」と思ったときって、何か習慣を変えようとすると思います。

よく、

「売れる営業パーソンになるために、習慣をつくろう」

みたいな研修が会社であると、必ず

「それに向かって、習慣をつくろう」

みたいなことをやりました。


新卒のときも、2年目でも3年目でもつくりました。

「本を週に1冊読む」

「業界のことを勉強してまとめて、社内チーム向けにメルマガ配信する」

みたいなことを書いて発表しましたけれど、まぁ続きませんでした。

最初の2,3回はやったとしても、それ以降はできず。

自主的な「毎日、日報送ります!」みたいなのも、はじめは気合を入れて送っていても
気づけばおざなりになり、気づけば送らなくなり。

継続できない自分をずっと悲しく思っていましたし、なんてダメなんだろう…と落ち込んでいました。

けれど、

なんだ、そりゃ当たり前じゃん!!!

と、気づきました。


これって、はじめの方に行動していたのは、イベントでありレジャーの一環でしかなかったのです。


「研修」を経て、高揚した気分でイベントの一環として行動していただけなので、
正直なところ「面倒くさい」行動はおざなりになっていって当然だったのです。


もちろん、羅列していた行動が大切なことであり、意味のあることだと、頭では理解しています。

でも、私はそんなにできた人間ではないので、「面倒くさいこと」はできたら手を抜きたいのです。

そして、手を抜いていたのです。


だって、本当の本当の本当のところでは

「必要性」を感じていなかったから。


習慣化しようと羅列していた行動たちの必要性だけではなく、「売れる営業パーソンになる」ことそのものの必要性を本当の本当のところは、私自身が全然感じていなかったのです。

借りてきた言葉に、洗脳された言葉に
なんとなく右に倣えして、目標として掲げていただけ!


そんな霞がかったゴールに向かって、行動も習慣も変えることができるわけがなかったのです。


イベントとして行動をしてみるのではなくて、
本当に習慣を変えるためには

「なんとなく」売れる営業パーソンを目指して
「なんとなく」習慣を羅列してもできませんでした。

少なくとも、私のようなメンタル弱めな人間には無理です。


「売れる営業パーソン」を目指すのであれば
自分が売れる営業パーソンである「必要性」が、本当に本当に納得して腹落ちしていなければ、まずなにも変われません。

本当に腹落ちしたら、「自分はそうなる」と決める。「なりたい」という目標にするのではなくて、「なる」と決める。

そこで初めて、「必要な行動習慣」を逆算することが、有効になるのですね。


これまでたくさんの人に言われてきましたし、
自分でもわかったつもりになっていたけれど

全然わかっていませんでした。


今回の騒動を通して、やっと少しだけ、その片鱗を知ることができたように思います。



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