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自由に走りまわれるように

音楽科の授業を担当しています。

音源資料としてCDを使っているのですが、お目当てのものを教材室から探すの大変だし、必ず欲しいCDが学校にあるとは限らず…

でも納得のいく音源を探すとやはりYouTubeやネットに転がっているものではなくCDが良いので、いつも音源探しに時間を要しています。

ここで実現すれば良いのになといつも考えるのが、歌唱共通教材や教科書に載っている作品を中心に、時代や文化の変化を感じられる新旧織り交ぜた音楽(過激な音楽作品もあるため選考基準は必要ですが)を自由に聴くことができる…

その名も

school MUSIC!
(学校教育用音楽配信サブスクコンテンツ)

勝手に名付けましたが、すでにあるようでしたらごめんなさい。

ぜひ教えてください。


みんな一斉に同じタイミングで同じ曲を聴く授業スタイルから、自分の聴きたいタイミングでいつでも聴くことができる自由度の高い授業スタイルを考えていく中で、こういうフィールドがあることはものすごく力強い後押しになると思います。

さらにさらに「聴く曲を自分で選ぶ」授業スタイルとなれば、どんな展開になるだろうか…といろいろ授業の姿を想像してしまいます。でもそんな授業展開にも対応できるはずです。



イヤホンをつけてお気に入りの音楽を楽しんでいる生徒は登下校など簡単に見つけられます。教員が鑑賞の場を設定しなくとも、聴きなさいと言わずとも、音楽は生徒の身近な存在ですし、自分から聴覚体験を楽しんでいます。

自分からやっているということは、音楽の魅力や聴き方、楽しみ方を自分なりに見つけている姿がそこにあります。音楽にさまざまな感情や思い出、物語をのせたり…どんなものをその子は感じ取っているのか、なんかもう授業は置いといて一緒に没入したいものです。

本来の自然な主体性がここにあると思います。
授業の場になると、生徒のフットワークが重たくなったり、それぞれの学びを掴みたいタイミングを教員の説明で逃してしまったりと、何が主体性の発揮を妨げているのかを浮かび上がらせるだけで、生徒が見渡す授業内容はスッキリしたものになると思います。


そもそも「自分をより良くしていきたい」「新しいことを知りたい」は1人ひとりに宿っているものです。

学びを楽しくさせるのではなく、そもそもワクワクするものだよね。ってメッセージを授業を通して伝えていきたいです。

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