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雨の眺め

いつも通勤している途中にマクドナルドがあります。

仕事前の朝マックとか憧れるな…と考えながらも、何も変わらない日常の風景として特に意識することなく通過しているのですが、雨の日にちょっと驚くことがありました。

傘を差しながら歩いていると、自然とマクドナルドの看板が傘の端から入り込んできたのです。

「こんな地面スレスレの低い位置に看板あったっけ…」っと思い、モヤモヤ考えてると、ある答えに辿り着きました。

「高いところに看板があっても、みんな傘を差している日は誰も見ない」ということでした。

シンプルに「すごいなあ」と思いました。状況に応じてどこに看板を置けば見てくれるのか、この小さな工夫によって多くの人に傘の隙間からマックの看板を見るきっかけができていると思います。


「状況によってどこに人や物を配置すれば動きやすいのか」
この考え方は授業の環境設定にも通ずる部分があるなと感じています。

楽器を弾く時の譜面台の位置や次の内容の掲示場所、友達を意識できる演奏者の配置や指示のタイミング。

見にいくのではなくて 見えてくる、
聴きにいくのではなく 聴こえてくる、

そんな環境づくりを意識すると、学習集団の動きがなめらかになることがあります。

そして、それは授業のねらうところにとことんフォーカスして生徒が取り組める学習環境につながるのではないでしょうか。

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