その7 子どもが自由にサッカーをやる前提
こんにちは
ここまで子どもに対しては自由にサッカーを楽しんでもらうことを主張してきましたが、果たしてこのままで本当に大丈夫なのか?と心配になってきてはいないでしょうか?
自由と放任は紙一重です
放任にすると
・挨拶をしない
・遅刻をする
・仲間に悪口を言う
このような指摘しなくてはいけないような場面でも
激しく注意するコーチとは反対に
言えないコーチ(保護者)
になってしまいます。
社会でも一緒ですが、自由というのは実は動きにくいものです
無法地帯の国、地域が上手くいくとは思えません。
特に子どもは分からない部分が多いので大人が
「ここまでは自由だよ」
というルールを明確に示してあげることが大切です
〇明確で具体的で分かりやすルールを明示すること
ルールづくりのルールとしては
・誰でもできるルールであること
・そのルールをつくった理由が明確なこと
・口頭での説明ではなく文字化して紙にまとめること
・図やイラストで視覚的に理解しやすいこと
・最大でも3個まで
・誰でもできるルールであること
ゴールを決める。ドリブルで3人抜くというような技術がないとできないようなルールではなく、あいさつや服装など誰でもできるルールであることが求められます。誰でもできるルールを守らないということは「このチームにいなくてもいい」という事と同じです。誰でもできるルールを守るということは「このチームにいたい」という行動になります。
・そのルールをつくった理由が明確なこと
なぜこのルールが必要なのかを説明できるようにしましょう。「こういう事を大切にするチームですよ」ということを伝えるチームからのメッセージになります。
・口頭の説明ではなく文字化して紙にまとめること
ルールの設定で気をつけなくてはいけないのはお互いの理解のズレです
例えば「遅刻をしないこと」というルールをつくったとします。コーチとしては「9時には練習がスタートできるように準備もして集合すること」と考えています。子どもは「9時までに到着すればいい」と考えていた場合、理解のズレが起きてコーチは「遅刻」子どもは「間に合った」と解釈します
これは子どもが悪いのではなくコーチのルール設定が良くなかったと考えてルールの改善を行っていきましょう
「練習着を着て、スパイクに履き替え、水筒を持参して、グランド中央に9:00までに集合すること」
と具体的で明確なルールにしてズレないようにしましょう
危険なのは「そんなの当たり前だろ!」と自分の基準を押し付けることです
具体的で明確なルール設定が非常に大切であり、コーチの組織運営の技術力になってきます
・図やイラストで視覚的に理解しやすいこと
服装などは口頭だと説明が難しいので子どもがイメージしやすくするために図やイラストにして見せてあげましょう。子どもがルールをイメージできないと理解のズレが発生します。
・最大でも3個まで
沢山ルールを設定したくなりますが、子どもが覚えられる範囲のルール設定からはじめましょう。3つのルールが基準が理解して当たり前になっていくので、その段階でルールを増やす。もしくは今までのルールを廃止するようにしてください。まずはに全力を注いでください
ルールを守らなかった場合の対処法も重要になってきます。
また次回その対処法をお伝えしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。