”There is No Failure, Only Feedback.” 「失敗というものは無い、単にフィードバックがあるだけ。」
何かに挑戦してみた時、誰かと会話した時、願うような結果が得られなくて「失敗した~。あ~やらなければ良かった。言わなければ良かった。あ~最悪。もうやだー。落ち込む~。どうしよう。」となった経験はありませんか。私はあります(笑)。今日はそういう時に心のポケットに入れておくと安心できそうな考え方をお伝えします。
"There is No Failure, Only Feedback.(失敗はない、単にフィードバックがあるだけ<Kyoko訳>”という言葉を聞いたことがありますか。NLP(神経言語プログラミング)のPresuppositions(前提)にある有名な言葉です。
私は20年前にこの言葉をトレーニングで初めて聞いた時、「え?え?すごくない?」と衝撃でしばらく動けませんでした。以来どれだけこの素晴らしい言葉に救われ、励まされ、また大切な人達を勇気づけることができたでしょう。「失敗なんてものは存在しないんだよ、ただそこにフィードバックがあるだけさ。」何となくわかるような、わからないような状態でOKですので、是非声に出して言ってみてください。皆さんの中に何が起きるでしょうか。どんな気持ちになりますか。何が見えますか。何が聞こえますか。
トーマス・エジソンの有名な言葉があります。(https://www.thomasedison.org/edison-quotes より抜粋)
"I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work."
「私は失敗していません。ただ10,000通りの(電球の電気がつかない)方法を見つけただけです。<Kyoko訳>」
もう一度音読してみてください。何だか勇気が湧いてきませんか。
”There is no failure, only feedback. ” この言葉は実はとても奥が深くて、深く学んでいくと自分の中心がじわじわと温かく解放されていく感じになります。
最初にお聞きした「何かに挑戦してみた時、誰かと会話した時、願うような結果が得られなくて『失敗した~。あ~やらなければ良かった。言わなければ良かった。あ~最悪。もうやだー』と思った経験はありますか。」という質問に戻ってみましょう。この場合、「(私は)失敗した」、私=失敗、と自分を批評しているのですが、これが問題なのです。私=失敗と感じたり、批評されるといい気分になりませんし、もうやだ~という感情になってしまい、そこから逃げ出したくなってしまいます。人は安全欲求がありますから。私=失敗という考えは要らないので、今すぐポイっとゴミ箱へ!
フィードバックというものはその人のアイデンティティを傷つけるジャッジ(批評)ではなく、その(うまくいかなかった)行動や行いに興味を持って具体的に何が起きているのかを観察した上で発見した内容で、それらを次の機会や挑戦に活かしていくのです。行動は変えられます。
例えば、伝えたいことをうまく伝えられなかったという場合、「具体的に何がどんな風にわかりにくかったかな。どうすればもっと伝わりやすくなるかな。早口で届かなかった可能性があるから、私の話し方を少しゆっくりめにしてみようかな。言葉で伝えるだけでなく図も描いたらわかりやすいかな。朝でなく午後に伝えたらいいかな。」など、発見した/受け取ったフィードバックを基に具体的な行動や可能性に焦点を合わせていくのです。決して「私は説明下手。説明に失敗したダメな人」と捉えるのではなく。自分のアイデンティティは守ってください。
日常のちょっとした時に、是非遊びながら楽しみながら実験してみてください。「挑戦=小さな実験の積み重ね」と思えたら、何だか楽しくなってきませんか♪
Happy Communications!