No.117食品って何?(エネルギー代謝)
おはようございます。
No.116「ホルモン」に続き、今日は「エネルギー代謝」です。
炭水化物、脂質、たんぱく質の各栄養素は体内で必要なエネルギーに変換され、体温調整・保持、臓器や組織の作用、身体活動などに利用される、この仕組みは「エネルギー代謝」という。
エネルギー代謝には、基礎代謝、活動代謝、特異動的作用などがあり、これらの合計が、1日の消費エネルギーとなる。
◼️基礎代謝
心臓の活動、呼吸、体温の保持、血液の循環など、生命の維持に必要な最小限のエネルギー代謝のこと。
基礎代謝量は、性別や年齢、体格によって異なり、季節や栄養状態にも左右される。
1日の基礎代謝量(kcal)
=体重(kg)×基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)
基礎代謝基準値
年齢 男性 女性
18〜29 23.7 22.1
30〜49 22.5 21.9
50〜64 21.8 20.7
65〜74 21.6 20.7
出典「日本人の食事摂取基準2020年版)
私は44kg、60歳なので、44×20.7=828kcalが1日の基礎代謝量になりますね。
◼️活動代謝
身体活動や運動をする際に必要となるエネルギー。
◼️特異動的作用
食事誘発性産生(DIT)とも言われる。食物を体内で消化、吸収する際にエネルギーが消費されるため、食後にエネルギー代謝が高まること。
日本人の日常の食事では、平均して摂取エネルギーの約10%代謝が高まるとされている。
次に続きます。