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「マイナンバーカードを作ったよー!」
マヂカルラブリーの漫才のつかみのようなタイトルになってしまった。
タイトルそのままの内容である。
手続きの煩雑さやプライバシーへの懸念から今まで何となく先送りしてきたのだが、訪問看護のナースから「そろそろマイナ保険証を作っておいたほうが……」と言われたため、ようやく重い腰が持ち上がった、というわけ。
「やっぱり保険証があると安心だもんね、ボンビー!」
貧乏神に言われるまでもなく、保険証は暮らしに欠かせないものである。
ずっと昔に届いていた「マイナンバー交付通知書」を捨ててしまったため、再交付手続きからスタート。
書類の取り寄せから再交付申請まで1カ月以上かかり、思わぬタイムロスとなってしまった。
証明写真の撮影(シェアハウスのスタッフに付き添ってもらった)まで含めれば、2か月近くは準備に取られただろうか。
申請してから「交付通知書」が手元に届くまで時間がかかったが、これで終わりではない。
届いた交付通知書を管轄の区役所に持っていき、マイナンバーカードと交換しなければ、一連の手続きは完了しないのだ。
しかも、カードの受け取りも予約制で、時間まで20分刻みで細かく決められている。年末に予約をしようとサイトにアクセスしたところ、最短の予約が2カ月後と表示されていた。
カードの暗証番号を含めて専用サイトからすべて決めておき、窓口では番号順にカードを渡すだけにしておけばもっと効率よく行き渡ると思うのだが……。
とにもかくにも、無事にマイナンバーカードを手に入れることができ、ひと安心。
保険証との連携は、思いのほかスムーズに進んだ。
保険証だけでなく、重度障害者向けの医療証(医療費が無償になる)や障害者手帳も電子化されれば、利便性はさらに向上するだろう。
障害者手帳は現在、アプリ化されているらしいが、充分に浸透しているとはいいがたい。
「マイノリティの不利益よりマジョリティの利益」ということなのだろうか。