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はつゆきふった ぼたんゆきだった

夕刻、初雪を窓越しで眺める息子に対し
「外行ってみるか!」
これは息子の目を輝かすことのできる魔法の言葉だが、

実は「息子想いの父」のふりをして、ただ童心に返りたい「こども父」だと気付いてしまった。

牡丹雪に興奮して外に出た息子を追いかけると、上を向いたまま何やら奇妙な動きを。
「顔面に雪つけてるの。」だと。

翌朝、カーテンを開け

「なんだ普通の朝かー」
「なんだ普通の朝かぁ」

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