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東日本大震災がきっかけとなった住宅手当【クリテック工業の社内制度】

株式会社クリテック工業の社内制度をご紹介していきます。

今回は、東日本大震災「3.11」がきっかけの住宅手当についてです。


帰宅困難者をなくすために

クリテック工業では、新橋の本社オフィスから一定圏内に住居を構える社員には、自宅からの距離に応じて住宅手当を支給しています。この住宅手当は2012年3月に導入したのですが、制度整備のきっかけはその前の年に発生した東日本大震災でした。


2011年3月11日、皆さんはどこで何をしていましたか?

当時、新橋に本社を構えるクリテック工業では、大きな被害はなかったものの、多くの社員が「帰宅困難者」に陥ってしまいました。

余震は続き、公共交通手段は機能をストップし、帰宅の手段を失ったのです。心配する家族のもとに早く帰らせてあげたい一心で当社の専務が全員車で送り無事全員帰宅できました。しかし専務が会社に戻ったのは朝4時半をまわっていました。

この日を境に有事の際、すぐに集まれて、すぐに帰宅ができること。そして家族を安心させられる環境を会社として整えることになりました。


具体的な支給額

クリテック工業の住宅手当は「オフィスから一定圏内に住む社員には、自宅からの距離に応じて住宅手当を支給する」という制度です。


2km圏内:最大35,000円
新橋駅、汐留駅、御成門駅から2駅圏内:最大25,000円
10km圏内:最大10,000円


この住宅手当は、もしものときの帰宅困難者を減らすと同時に、毎日満員電車に揺られるストレスの軽減も期待できます。また、世界の中心都市である東京の中で、特に発達した街である「新橋」を生活の拠点として置き、ヒト・モノ・コトの行き来を肌で感じてほしいという願いも込めています。


現在この制度を利用している社員は全体の37.5%。制度導入後に入社した社員の内半数が住宅手当を利用しています。

このような社内制度を創設していくことで、昨今の新型コロナウィルスや自然災害など有事の際に、社員やその家族の不安を軽減できればと考えています。今後も“関わる全ての人々を幸せにする”という当社の目標に近づけるよう、制度の浸透を進めていきたいと思っています。


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