桃の花見・その2(甲斐国分寺跡近辺)
山梨県の笛吹市一宮町は桃の産地です。
桃が出回るようになる夏にはフルーツ店やスーパーの果物売り場などに一宮産と書かれた桃が並びます。
もうブランド化しているほど有名ですよね。
ですから、当然桃の木がいっぱいあるわけです。
この一宮町に甲斐国分寺跡という場所があります。
国分寺は歴史の授業でも教わったように奈良時代に聖武天皇が全国に命じて作られたお寺です。
山梨県、つまり昔の甲斐の国の国分寺はこの一宮町にあったのです。
実はこの国分寺跡の近辺にも桃の木が多くあり、しかも人が少なく観光地化もされておらずゆっくりと散策を楽しむことができる場所なんです。
このあたりの桃畑にはタンポポが多く、桃の花ばかり見ていると目立たないようにも思えるのですが、少し目を下にやると、タンポポがいっぱいあって意外に驚かされます。
普段散歩をしていてタンポポを見ても写真を撮ろうと思ったことがないのですが、びっしりとタンポポが咲いていると撮りたくなってしまうのも不思議な心理ですね。
わざわざしゃがみこんでiPhoneを地面すれすれまでにして写真を撮りました。
そんな爺の見苦しい格好も人がいないとできますね。
国分寺跡近辺は、ゆっくりとしかも自分が独占しているような気分でこの桃の花を見ることができるので大変楽しい場所です。