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春の浜辺の花(ハマダイコン)

街中や里山では桜が満開となり美しい景色を作っています。
ところが、海辺に出るとそんな景色を見ることはありません。
私の住む湘南海岸沿岸においても満開の桜を見ながら海の絶景なんてことはありません。
海には栄養豊かな土壌はなく、砂混じりの土ですから、育つ植物もそんなに多くないようです。
そんな海辺でも毎年必ずその季節になると咲く花がいくつかあります。
それらの花の中でまず春になったよと告げてくれるような花があります。
ハマダイコンです、
3月半ばごろから殺風景な海岸で花を咲かせ、ゴールデンウイークごろまであちこちで咲いてくれます。
よくこんな栄養がなさそうな砂地で育つもんだと思います。

海岸に咲くハマダイコン

このハマダイコン、根っこや葉っぱ、実などが食べられるそうです。
大根と同じなかまで、大根のような味がするととのことですが、私はいまだに食べたことがありません。
花は4枚の花弁で、白か先端がピンクから薄い紫色をしています。
一輪二輪咲いても特に気づくことはありませんが、多くの花が開花すると目立ってきます。
ハマダイコンがあちこちで咲き始めると海岸も春らしくなってきます。

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