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満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの軌跡~【読書感想文】

'22.03.16読了

『満月珈琲店の星詠み』、『満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~』に続くシリーズ第3弾になります。

著 者:望月麻衣
出版社:文藝春秋
honto(丸善ジュンク堂書店)商品ページ:https://honto.jp/netstore/pd-book_31271351.html

―あらすじ―
八月の新月、三毛猫のマスターのもとに、美しい海王星の遣い・サラが訪れた。特別に満月珈琲店を手伝うという。人に夢を与えるサラが動いたことで、気後れして母に会えずにいた沙月、自分の気持ちを蔑ろにしてきた藤子、才能の限界を感じていた作家の二季草、彼らの心の扉が開かれる。イラストともに生まれる書き下ろし小説。
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『満月珈琲店の星詠み』で登場した人物の3年後の姿が出てくる等、物語内での時間の流れを感じることができる作品でした。

以前の作品の中でいた人物が再登場するシチュエーションが好きなので嬉しかったです。

この作品はシリーズを通して家族愛であったり、恋愛ではない愛のカタチが主題になっているのだろうなと思います。

作品の中で海王星の遣いが初めて登場しました。

柔らかで優しいようで、マイペースな猫でした。

太陽星座と月星座というものがあることをこのシリーズを読んで知りました。

太陽星座が自分の表看板、月星座が裏看板であり生まれ付いた時からの本質的な部分なのだそうです。

占星術は勉強しようと思うと覚えることが多すぎるので手を出す予定はありませんが、自身を一歩下がった所から俯瞰できるのは良いなぁと思います。

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