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【XR制作アカデミック】AR作品のコンセプトを考えてみる!

はじめてAR作品を制作する方にとって、何から手を付ければいいのかわからない方も多いはず。
AR制作をするための技術の習得はもちろん、基本的なコンセプトの検討も必要ですね。
そこで、今回のnote記事では、AR作品のコンセプト設計について掘り下げてみたいと思います。


そもそもコンセプトとは?

コンセプトとは、制作物の基本的なアイデアや概念を表すものです。

1.制作物の方向性やビジョンを明確にする
2.メッセージやストーリーを伝える手段を検討する
3.デザインやビジュアルの統一感を実現する土台をきめる
4.デザインや制作の基本原則やテーマを具体化する

表現したいイラストやデザインのコンセプトはなんとなく決めているけど、AR作品は、空間デザインです。2Dの世界の表現とは違った視点で検討すすることも必要になります。

では、AR作品の空間デザインにとって、事前にある程度、明確化しておくべきことは何か?掘り下げてみましょう。

AR空間デザインにおける検討項目とは?

1.大きさとバランス

ARコンテンツは周囲の現実世界に対して適切な大きさで配置する必要があります。AR要素が大きすぎたり小さすぎたりしないように調整し、周囲の物体とバランスが取れるようにします。作品をどれくらいのサイズで表現したいのか検討してみてください。

2.現実世界との調和

ARコンテンツは周囲の環境と視覚的に調和することが重要です。AR要素の色や質感、光の反射などを現実世界に合わせて調整し、違和感のないデザインを心掛けます。今回のストリートアートARコンテストのテーマは「多くの人が行き交う街やショッピングモールに自分の作品を表現する」です。
そのテーマの中で、どのような表現をすれば、自分の作品がユーザーに伝わるかを考えてみましょう。

3.環境に合わせた設計

ARコンテンツは使用される環境に応じて設計します。屋内や屋外、明るさの違いなどを考慮し、AR要素が最適に表示されるように工夫します。また、特定の場所や物体に関連付ける場合は、その特性に合わせて配置します。
今回のストリートアートARコンテストで考えるべき要素は、展示場所は基本的には「室内である」こと。あとは、街中でコンテンツをダウンロードさせることを考慮して、データ量が重くならないように心がけるとよいかもしれません。

4.ユーザーとのやり取りのギミック

ARコンテンツはユーザーとのやり取りが重要です。AR要素に対してどのような操作や動作ができるのかを考え、ユーザーが使いやすいインタラクションデザインを導入します。タップやジェスチャー、音声コマンドなどを活用して、使いやすい体験を提供します。
AR制作経験が浅い方やプログラミングが苦手な方は、複雑なギミックは難しい部分があるかもしれませんが、STYLYに予め備わっている機能やTips情報を参考に、チャレンジしてみるのもいいですね。

5.コンテキストの適応

ARコンテンツは特定のコンテキストに適応させることができます。例えば、博物館の展示物に関連した情報を表示する場合は、展示物に関連する情報をAR要素として表示します。ユーザーの行動や意図に合わせてAR要素を提示することで、より関連性の高い体験を提供します。
今回のストリートアートARコンテストでは、指定すべきコンテキストはありませんが、表現した作品に合わせて検討してみてください。

これらの要素を考慮しながらARコンテンツの空間デザインを構築すると、より魅力的で使いやすいAR体験を実現できます。

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