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【Unityビギナーでもできる】ロケーションマーカーでアバターが飛び出すしかけを作ってみよう!

AR制作のビギナーさん向けに様々な記事を投稿してきましたが、
今回の記事は、少しだけレベルアップして、Unityをつかってでもどうしてもやってみたいことをやってみました!
それは、「名刺を読み込んだら3Dアバターが表示されたらいいな~💛」という願望。その願望はUnityを使えば、叶えられるかも?!ということで、Unity初心者でも、わかるように当社エンジニアに解説してもらいましたので、ご紹介します。

紹介してくれるのは、当社のゲームプログラマー 社員H.S

Unityとはユニティ・テクノロジーズ社が開発したゲーム開発プラットフォーム。スマートフォンのゲーム制作やVRなどの幅広く利用されています。個人なら無料で利用することができ、無料で学べる学習コースがあったり、Youtubeでも初心者向けの使い方が豊富にあるので、利用できるようになるとXRコンテンツ制作にとっても重宝します。

Unityって難しいイメージがありますが、まずは見よう見真似でやってみるのが近道!今回は手順を解説していきますので、ぜひ、一緒にやってみてくださいね。

【手順】

下記の7ステップで完成します。

①UnityHubから新しいプロジェクトを選択
②テンプレートからAR(コア)を選択し、プロジェクト名、保存先を設定
③各アセットのインストールを行う
④表示する3Dモデル、ロケーションマーカーで使用する画像を作成
⑤SampleSceneのヒエラルキー上にある「AR Session Origin」を選択、インスペクターから「コンポーネントを追加」をクリック、「AR Tracked Image Manager」を追加
⑥Serialized Library に先程作成したロケーションマーカーをセットし、MaxNumberOfMoving Imagesを「1」に変更
⑦AR Plane Manager のDetection Modeを「Horizontal」にする⇒完成!

それでは、1つ解説していきます。

※事前にUnityをダウンロードしてください。

①UnityHubから新しいプロジェクトを選択

②テンプレートからAR(コア)を選択し、プロジェクト名、保存先を設定

※初回の場合はコアのダウンロードから始まります。ダウンロードが完了次第選択してください。

③各アセットのインストールを行う。例としてここでは以下のアセットを使用しています。

※画像ではデフォルトのUI配置となっていますが、画面右上の「デフォルト」を「2×3」に変更すると作業しやすいです

④表示する3Dモデル、ロケーションマーカーで使用する画像を作成していく

【④-1】ロケーションマーカーで使用する画像を以下のように設定

テクスチャタイプ:スプライト(2DとUI) 変更したら「適応する」で反映させる。

【④-2】右クリック>作成>XR>ReferenceImageLibraryで「ReferenceImageLibrary」を作成する

【④-3】「Add Image」をクリックし左上のテクスチャ欄に先程作成した画像をドラッグ&ドロップする

Specify Size にチェックを入れ、Physical Size Xに「0.1」と入力する。
Yについては自動的に計算して代入してくれる。

【④-4】SD_Kohaku_chanz/Prefabs より任意のプレハブキャラをダブルクリックして開く

【④-5】Idle Changer の「IsGUI」のチェックを外し、「ランダム」にチェックを入れる

これにより無駄なUIを削除し、ランダムにアニメーションを行うようになる。

【④-6】Face Update、Ramdom Wind、IK Look At の「IsGUI」のチェックを外す

最終的に画像のような設定になっていれば問題ありません。

これらの作業が終わったらプレハブを保存する。これで3Dモデルとロケーションマーカーの設定が完了!

⑤SampleSceneのヒエラルキー上にある「AR Session Origin」を選択、インスペクターから「コンポーネントを追加」をクリック、「AR Tracked Image Manager」を追加する

⑥Serialized Library に先程作成したロケーションマーカーをセットし、MaxNumberOfMoving Imagesを「1」に変更

TrackedImagePrefab に先程作成したプレハブをセットする。

⑦AR Plane Manager のDetection Modeを「Horizontal」にする

※一度「Nothing」に設定した後に「Horizontal」にチェックを入れると設定しやすいです

実際にiOSにビルドし、実行した結果が以下の通りです。

【今回使用したアセット】

・SDこはくちゃんズ・小碓学園夏&冬制服モデル

▲SD_KohakuChanz_v1.1.0.unitypackageをダブルクリックしてインストール

・Unity Toon Shader(UTS)

▲URL先のサイトを参考にしながらインストール

・ロケーションマーカーpng形式で作成する

作成したものがLight_Frame.png


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