「独創性」(1955年)
ピアソラの曲を演奏するときに注意するのが、アウフタクトである。
伝統的なタンゴの曲もそうなのだが、アウフタクトの捉え方ってみんなどうしているんだろう?
踊りの伴奏でしかもオルケスタで演奏するときはおそらくin tempoで演奏しないと誰もテンポを理解しないと思うが、ピアソラの楽曲の場合、踊れるか踊れないかはさほど重要な話ではないと思うので、アウフタクトはもっと自由に演奏してもいいのかもしれない。
この曲の場合アウフタクトにあたる部分が長い(ほぼ一小節ある!)ので、4拍目でテンポさえ出せばいいのではと考えている。
ぴかりん