上司と部下は仲間同士。ユーザー目線で開発する「VOLCANO GAME STUDIO」はクリエイターに魅力的な職場だった
皆さん、最近ゲームしてますか?
私は簡単なパズルゲームを時々楽しむ程度なのですが、ゲームクリエイターの仕事を改めて考えると、実社会で生活しながら、架空の世界や過去・未来、現実では再現できないアクションやストーリーを描きだす、大袈裟に言うと「世界の創造主」のような存在だと気づきました。
それにメタバースや接客アプリなど、社会ではゲームの知見を活かして現実社会で使えるサービスを作ったりもする。数十年経ったら人類はリアルとメタバースの両方の空間で生活をするようになると言う人もいて、今後ますますゲームクリエイターの活躍の場は広がっていきそうです。
クリーク・アンド・リバー社(C&R社)には、1,800名規模の日本最大級のクリエイティブ開発スタジオ「C&R Creative Studios」があって、1,000名以上のゲームクリエイターが日々制作を行っています。今回、その中でもゲーム開発や運営を行い、最近プロデューサー採用セミナーを開催した「VOLCANO GAME STUDIO(VOLCANO)」を取材しました。
「VOLCANO GAME STUDIO(VOLCANO)」の立ち上げ
まず、インタビューに答えてくれたのは、VOLCANO責任者で自身もプロデューサーのディビジョンマネージャー、前山辰治(まえやま・たつじ)さんです。
前山さん:「社会人になって10年間様々な営業を経験した後、ゲームメーカーで企画・ディレクター・プロデューサーと、約7年間にわたって一通りゲーム開発の経験をしました。そして2009年、C&R社のゲームスタジオにメンバーが3人しかいない時期に入社してゲームの開発スタジオの立ち上げを行いました」
C&R社はクリエイターの生涯価値を高めることをミッションの一つとしていて、志ある優秀なクリエイターにゲーム業界のいい開発の仕事を提供しようと立ち上がったのが、ゲーム開発スタジオ、現在の「VOLCANO GAME STUDIO(VOLCANO)」です。
前山さん:「まだ組織が整備されていなかったのですが、当初から開発マインドが強く、クオリティーを追求するメンバーがそろっていて、ワイワイガヤガヤとうるさく仕事していました。この賑わいのある雰囲気は、現在も変わりません」
現在のスタジオは
前山さん:「今VOLCANOはスタジオメンバーが約220名います。企画チーフ76名、プログラムチーム47名、デザインチーム44名。そのほか、シナリオライターやスクリプターなどが所属しています。VOLCANOだけでゲームやアプリの開発が完結してしまう組織なので、開発に関わるあらゆる職種がそろっています」
前山さん:「コンシューマゲーム、NFTゲーム、スマホゲームなど大型案件の開発を同時進行しているほか、『C&R Creative Studios Metaverse』やゲーム業界の転職情報サイト『ファミキャリ!』の開発、スマホゲームやアプリの運営も手掛けています」
スタジオの雰囲気はどんなですか―――
前山さん:「VOLCANOでは、仕事はとにかく楽しんで、全職種が最高のパフォーマンスを出さないといいものが創れないと考えています。だから、ユーザー目線で、上下関係なく、上司と部下が仲間として働いている職場です。リモートワークも充実していますし、チャットで雑談部屋を作ったり、すぐに話し合って解決したりするなど、とにかくコミュニケーションを重視しています。ポジティブで成長志向のクリエイターの方にぴったりな職場だと思います」
VOLCANOで働くクリエイターに話を聞いた
次にインタビューしたのは、2023年6月に入社して現在は「C&R Creative Studios Metaverse」のディレクターを務める雫石 翠(しずくいし・みどり)さんです。
雫石さん:「メタバースの開発チームは13人で、その中でディレクターとして開発の進捗管理や空間の演出、UIを担当しています。色使いや改修ポイントなど日々決めていくことの連続ですが、メンバーの意見を聞きながらも、ユーザーにとっていいと自分が確信したものはブレずに開発を続けています。その人に合わせた仕事の振り方をコミュニケーションを取りながら進めています」
「以前、ゲーム会社で5年間、企画・運用のディレクターをしていたものの、C&R社入社直近では全然違う事務系の仕事をしていて。事務職の時に、友人からゲーム開発の大変さを聞いて、『大変な仕事が自分にとっては楽しい』と改めて思い直してC&R社に転職しました。今は開発ディレクターなので毎日変化に富んでいますし、C&R社が力を入れているメタバースのプロジェクトに携わっているので今後に活かせるいい経験ができていると思います」
採用セミナーをのぞいてみた
そんなVOLCANOが営業プロデューサーを採用するセミナーを2023年10月19日にメタバース内で実施しました。当日登壇した前山さんからは、VOLCANOの魅力や仕事のやりがいを伝えたいという思いがあふれていました。
前山さん:「私たちVOLCANOは、ゲームパブリッシング(ゲームの販売や運営を行うこと)を行いながら受託開発も行えるスタジオです。さらにサーバの負荷分散やユーザーのアクション演出などのゲーム開発技術を使ってゲーム以外のメタバース開発やシステム開発も行っています。企画書制作→要件定義→仕様書作成→工数出し→設計・開発の流れはゲームもシステムも同じなので、実は業務の汎用性があります」
「C&Rグループはクリエイティブ分野だけでなく医療や会計、法曹や食などの幅広い分野で事業を行っているので、ゲームを活かした様々な開発の相談を受けることが多いです。それに、『C&R Creative Studios』は映像制作やWeb制作、漫画制作なども行っていて、すべてをワンストップで包括的に対応できるという大きなメリットがあります」
「そしてC&R社ではクリエイターを紹介する人材ビジネスも行っていますから、これらのC&Rグループのメリットと営業資産を活かして、ゲームをはじめいろいろなシステム開発の提案ができるのが、プロデューサーとしては魅力的だと思います」
「特に営業プロデューサーは、制作系のラインプロデューサーやコンテンツプロデューサーの仕事を創る役割で、目標数字はあるものの裁量を渡していくので、とてもやりがいがあるはずです。ゲームや非ゲーム問わず、常に企画を考えていたり、楽しいことが好きな人はどんどん応募して欲しいです」
これからの目標
和気あいあい、いい意味でガヤガヤしているVOLCANOの様子が伝わってくるインタビューやセミナーを聞いて、最後に2人の今後の目標、野望を伺ってみました。
前山さん:「個人的には社長になりたいです。売れるコンテンツを創って、もっとクリエイターに利益を還元したいと考えているからです。やっぱりコンテンツを持っているところが強いので、ゆくゆくはメーカーになっていくということもアリだと思います」
雫石さん:「雫石さんだったら大丈夫、とみんなに思ってもらえる仕事をしたいです。いつかはVOLCANOというスタジオ以外の世界も知りたいので、出向もタイミングがあれば積極的に行ってみたいです。でも、今はとにかくメタバースのローンチに全力で臨んでいます」
ゲーム開発のウラ側には、大きな目標を持った人たちの、毎日のたゆまぬ努力が隠されていました。そして自由で楽しくユーザーに喜んでもらえるものを開発しようというクリエイター魂を強く感じました。■CR
CREEK & RIVER 公式note 編集部 TK
【この件に関するプレスリリース】