まなびば活動紹介 #3 〜居場所としてのまなびば〜
どうも、代表の井上です。
まなびば活動紹介がながらく第三弾が更新されていませんでした。。。
今更ですが、まなびば活動紹介第三弾です。
そして、第三弾のテーマは「居場所としてのまなびば」です。
第一弾では、「個別学習指導」、第二弾では「プロジェクト活動」についてお伝えしました!
▼まなびば活動紹介 #1 〜個別学習指導〜
▼まなびば活動紹介 #2 〜プロジェクト活動〜
ちなみに、現在クレイシュでは冬季学習支援ボランティアの学習支援サポーターを募集しています!
個別説明会だけの参加も可能ですので、興味があれば以下より気軽にお申し込みください!
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まなびばで大切にしている3つのことがあります。
(1)「子どもたちが自分のペースで勉強し、成長・発達できる場所」
(2)「子どもたちが社会技能を自分のペースで、身につけられる場所」
(3)「子どもたちが受け入れられ、自分らしくいられる場所」
今回は(3)「子どもたちが受け入れられ、自分らしくいられる場所」がテーマです。
簡単に言うと「居場所としての役割」もまなびばでは大切にしていると言うことです。
1. まなびばってどんなところ?
まなびばとは、主に小・中学生を対象とするクレイシュが行う学習支援事業です。3つの目的で教室の運営をしています。
(1)「子どもたちが自分のペースで勉強し、成長・発達できる場所」
(2)「子どもたちが社会技能を自分のペースで、成長・発達できる場所」
(3)「子どもたちが受け入れられ、自分らしくいられる場所」
2. 居場所としてのまなびばについて
「学習支援って勉強を教える場所じゃないの?」
こんな質問をよく受けます。もちろん学力面での支援もしますし、その質にもこだわって運営しています。
子どもたちも人間です。当たり前のことですが、いろいろな悩みや不安などを抱えてるんですよね。
■ 具体例
✅ 成績や勉強や進路のこと
✅ 家庭での保護者や兄弟・姉妹との関係
✅ 学校の先生や友人との関係
こういう悩みや不安であったり、子どもたちの考え方をまずは否定せずに受け止められる場所でありたいと思っています。
大人でもそうだと思いますが、悩みや不安があるときほどまずは自分を受け止めてもらいたいですよね。子どもたちも当然同じです。
■ 大切にしていること
子どもたちがそれぞれにいろいろな悩みや不安があります。
日々の家庭での状況や学校生活の中でその感情や気持ちも変化していきます。
そういった日々の気持ちや感情の変化を受け止めることで、子どもたちにとって居心地の良い居場所を目指しています。
(1)子どもたちの考えや感情を受け止める
大人の目線からすると、「どうしてそんなことで悩むの?」と思ってしまったり、「こうしたほうがいいよ」とついつい口を挟んでしまいますよね。
でも、そこで少し落ち着いて子どもたちの話を「まずは否定せずに聴いてみる」ということを大切にしています。
(2)子どもたちの考えや感情をチームで共有する
学習支援は個別指導形式でクラス担当制ですが、子どもたちの考えや感情を学習支援サポーターとスタッフのチームで共有するようにしています。
そうすることで、教室全体での子どもたちとのコミュニケーションを円滑にし、相談しやすい雰囲気や環境を整えていきます。
3. まなびばでの子どもたちの内面の変化
学習支援教室に中学3年生のある女の子がきてくれていました。
いつも笑顔で、友達もたくさんいて、学習支援教室でもいろんな学習支援サポーターやスタッフと話していました。
ある日の授業中に学習支援サポーターが彼女と志望校の話をしていました。
「家からちょっと遠いけどなんでこの学校に行きたいん?」
と担当の学習支援サポーターが質問しました。
「知ってる人がいない高校に行きたいからそこにした」
と彼女は言います。
そこから話を聴いてみると、彼女の意外な思いがそこにはありました。
「楽しくないわけじゃないし、みんな好きやけど、いつものは素の自分じゃない気がする。だから知ってる人がいないところで素の自分で楽しみたい。」
いつも笑顔の彼女なりに考えて、感情を溜め込んでいたようです。
それからは学習支援サポーターとその時々の感情や気持ちも話しながら、それまではどこか上の空だった勉強にも取り組んで見事に志望校に合格しました。
もし、あのとき担当の学習支援サポーターが彼女の発言をまず受け止めていければ関係性は変わっていたかもしれません。
「近くの高校に行ったほうがいい」「友達と仲良くできるんやからそれでいいやん」といった大人の目線からの杓子定規な発言をしていたら、まったく違っていたかもしれません。
4. おわりに
子どもたちは子どもたちなりに日々を必死に生きています。私たち大人とまったく同じように悩んだりしつつ生きています。
勉強を教えることはもちろん大切ですが、子どもたちが受け入れられること、ありのままの姿でいられるような居場所であることも同じぐらい大切なことだと考えています。
否定されず、受け止められ、少し休息できるような居場所。
そして、だれかに相談しながら、今を肯定し、未来に向かって進んでいけるような居場所。
そんなまなびばであることが子どもたちにとって大切だと信じています。
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