「IPのつくりかたとひろげかた」を読んで
お世話になっております、漫画家の根田啓史です。
月一の読書コーナーです。
僕が創作者や個人事業主として、読んでおきたいなと思っていた本を、毎月一冊読んで自分なりの切り口でまとめつつ紹介しています。
みなさんの新しい本を読むきっかけや、活動の助けになればと思います。
前回はこちら↑
「ちょうど積んでた本だw」という声も聞けまして、やっぱこういう要約みたいな需要あるよなと改めて感じています。
さて、
今月の一冊は「IPのつくりかたとひろげかた イシイジロウ」です。
プロデューサー界の重鎮イシイジロウ氏が、開発会社向けの講座で話していることをピックアップして本にまとめたものです。
この本、作家仲間の森脇かみん先生に勧められた本なのですが、
もう、まじでみんなも買ってください…。
このコーナーで紹介するために付箋貼りながら本読んでたのですが、貼りすぎてもう全部読んだ方が早いし、それくらい内容の濃い本でした。
頑張ってまとめますけど。。。
内容はタイトルの通り、IPをスケールアップしていくにあたっての考え方が書かれています。
IPというのは「intellectual property」の略。
知的財産、つまり作品に関わる諸々(キャラクターや名言、世界観など)のことです。
我々はそのIPを色んなかたちで切り出して、例えば単行本にして売ったり、時にアニメ化、ゲーム化、グッズ化etc.して生計を立てています。
そのIPの創造方法にはとあるコツがあって、そこを意識するかしないかで、最終的な市場規模が変わってしまうという話でした。
自分の作品が、自分が死んでも語り継がれ、より多くの人に親しまれるのは全作家の夢ですよね…?
そんな作品を作っていくために必要な考え方、ぜひとも知りたいものです。
さっそく見ていきましょう。
IPには三つのステップがある
これは僕自身の話なのですが、週刊少年ジャンプに持ち込んでいた頃、
耳にタコができるくらい言われていた言葉があります。
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