フリーランスに特化したお金の運用について④

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの須藤です。

一年の計は元旦にあり。有名なことわざにあるように、どんな一年になるかは元旦の計画で決まります。これには続きがあります。「一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」です。

要約すると「どんな一生になるかは働き方で決まる。どんな家族になるかは健康で決まる。」という意味です。どんな一生になるか？どんな家族になるのか？皆さんの計画はどうでしょうか。今回はそんな人生の計画「ライフプラン」についてお話をしていきます。

ライフプランの価値

ライフプランとは「将来のライフイベント（結婚、出産、住宅購入、定年、老後など）をもとに、人生設計と資金計画を見える化すること」です。一つの例をご紹介します。

ある３代の男性がライフプランを体験した時の話です。彼は、２０代で結婚して子供を授かり、仕事も順調で自由にお金も使えていました。でも、どこかで漠然とした将来へのお金の不安を感じていたのです。「このままだとマズイ気がする。」でも彼は、周りにはお金の相談ができる人がいませんでした。そして彼は、勇気をもってファイナンシャルプランナーの方にライフプラン相談をしたのです。担当者と数時間かけて、現在と将来の働き方や年収、これからの教育費や住宅費、家族の生活費や旅行などの話をしてライフプランを作成しました。

数日後、彼はライフプランの結果を目の前にして愕然とします。「これがあなたの人生です。このままだと１０年後の４２歳で家計はマイナス（借金）に転落し、そこから一生家計がプラスになることはない。」と言われました。

当然この通りに人生が進むわけではありません。しかし、ライフプランを考えることによって、１０年後２０年後の将来を少しでもイメージしておくことはとても大切だと思います。

フリーランスの方は特に、将来のライフイベントや収入など計画を立てにくい部分が多くあると思います。ただ、確定しない部分が多いからこそ、将来起こるべくイベントをイメージして、起こりうる問題に早く気づくことが重要です。

具体事例

ここでは具体的な事例をあげてお話します。
以下のモデルケースを考えていきます。

〇フリーランスの独身男性（年齢３０歳）
〇年収３５０万円（売り上げ）
〇毎月かかっている支出については以下