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【クリエイターエコノミーニュース】今週の画像生成AIの話題、クリエイターエコノミーの現状など|9/5〜9/11

こんばんは、クリエイターにとって参考になる、お金やキャリア、テクノロジーについての事例を紹介する媒体「クリエイターエコノミーラボ」編集部です。

クリエイターや関連業界の人に向けて、「これは読んでおいたほうがいい」という有益なニュースを1週間分、まとめてお届けするクリエイターエコノミーニュースを今週もお届けします。

画像生成AIにまつわるトピック

まずは、引き続き盛り上がっている画像生成AIにまつわるトピックです。

この一週間は、前週のように毎日Twitterトレンド入りするほど、注目を集めるニュースが連続したわけではありませんでしたが、さまざまなサービスが画像生成AI・Stable Diffusionに対応した機能を公開したりなど、すごいスピードで技術が進化している様子が伺えます。

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でStable Diffusionを動かせるプラグインが登場

漫画やイラストを制作できるツールのクリスタ内で、Stable Diffusionを動かせるプラグイン「NekoDraw」が登場しました。名前がかわいい。

実際に使用されている様子が、下記ツイートの動画で確認できます。使い方は上記のGIGAZINEの記事で紹介されているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

DALL-Eが絵の枠外を想像で描く機能を追加

Stable Diffusionと同じく、画像生成AIのDALL-E(現在のバージョンはDALL-E 2とも呼ばれる)で、絵の枠外の部分を想像で描いて補完する機能が公開されました。

こちらは9月1日(木)のニュースですが、6日(火)に下記の投稿を見つけたので紹介します。

ちなみにDALL-Eについては、筆者が調べた限りでは、今のところベータ版であり、順番待ちのユーザーが運営会社から案内が届き次第、利用できるという状況のようです。

note CXO深津貴之氏のインタビューが公開

noteのCXOであり、画像生成AIについていち早く取り上げ、「世界変革」というキーワードでTwitterトレンド入りさせた本人でもある深津さんががっつりとしたインタビューを受けていたので紹介します。

深津さん本人はAIの専門家ではないということですが、長らく自身もクリエイターとして活動し、画像生成AIも使い倒してきた経験からの見解をお話しされています。

前回のニュースでも紹介しましたが、Stable Diffusionのリリースと同日に公開され、話題になった深津さんの記事はこちら。

「AI学習禁止」宣言に意味はあるのか?

「AI学習禁止」がTwitterトレンド入りした8月29日(月)から少し遅れてですが、ITmediaで弁護士にインタビューした記事が公開されていました。

重きを置くべきは専門家の意見です。イラストレーターの方々は特に、こういった内容には目を通しておけると良さそうです。

AIの作品が絵画コンテストで優勝してしまう

前回のニュースでも取り上げたニュースですが、1週間経ち、超大手メディアのCNNでも取り上げられていました。

それだけ世界的に話題を集めているトピックだということが伺えます。

未経験者がプログラミングを学びたいと思った時に最初に読む記事

というタイトルの記事が、はてなブックマークで伸びていたので紹介します。

というのも、画像生成AIを活用しよう!というイラストレーターの方が、プログラミングを勉強し始める、という事例をこの一週間、ちらほら見たのです。

筆者はプログラマーではないですが、はてブでのコメントを読んでいると、なかなか好評な記事のようです。

漫画で見たくないシーンを事前警告する技術

そんなことができるのか……と驚くニュースですが、電子コミックで“地雷シーン”を事前に警告する技術が、明治大学によって開発されたそうです。

まず人それぞれ地雷は異なるが、世の中には類似した地雷をもつ人もいるため、その地雷に遭遇してしまった最初の人が、読み進める中で任意の地雷フラグを登録できるシステムを実装した。読む前にあらかじめ登録するのではなく、読みながら地雷シーンを登録するユーザーインタフェースを採用している。

漫画で見たくない“地雷シーン”を事前に警告する技術 明治大が開発

要は、一人ひとりが苦手に感じたページやコマについて報告していくことで、ビューア上で、「あなたと似た読者が、この表現は苦手だったみたいだよ!」と事前に警告してくれる、というものみたいです。

こちらの研究はPCのビューアで行われたようですが、今後はスマートフォンやタブレットへの対応を予定しているそうです。

画像のライティングを自由に編集できるツール

写真や絵の照明を自由に編集できるツールを見かけたので紹介します。

英語のサイトですが、誰でも直感的に操作できて便利です。

サービスのサイトはこちら。

おしゃべりひろゆきメーカーが登場

バズったツイート全部ひろゆきに喋らせられる!

というわけで9月5日(月)、実業家・YouTuberのひろゆきさんのAI音声で、好きな文章を喋らせた動画を作成できるおしゃべりひろゆきメーカーが登場。Twitterトレンド入りしました。

その後、Twitterで話題になるツイートのリプ欄で、そのツイートをひろゆきさんに喋らせた動画を高頻度で見かけます。すごい流行ってる。

九州大学が3D標本1,400点を公開

九州大学によって、生物の3DCG素材1,400点が配布されていると話題になりました。

クレジット表記や、法人利用の場合は相談が必要との記載がありますが、基本的には無料で利用できるようです。

3DCG制作をされている方にとっては、とても役に立ちそうです。ダウンロードはこちらから。

クリエイターエコノミーの現状

Podcast「Off Topic」ディレクターの宮武徹郎氏が、「クリエイターエコノミーの現状」を分析するツイートを投稿されていました。

下記ツイートに続くツリー、とても参考になるのでおすすめです。

関連するトピックとして、これは宣伝になってしまうのですが……。

noteさん主催の企画として、「クリエイターエコノミーの現在地」というテーマで、経済ジャーナリストの後藤達也さんと、本媒体を運営するアル社代表のけんすうが対談を実施します!

後藤さんは今年、日本経済新聞社から独立され、YouTubeでは20万人以上がチャンネル登録、noteの有料メンバーシップは1万人以上が参加しています。

この記事をここまで読み進めてくださっている方にとっては、親和性の高い内容になるはずです。

上記の記事も大変参考になりました。

会場では40名まで観覧できるほか、YouTube、Twitterスペース、TikTokで無料配信されるので、ぜひご覧ください。

note会員数が500万人を突破!

前年比30%増のようですが、ものすごい伸び方ですね。

筆者もnote利用者の一人として、最近のnoteはプラットフォームとしての勢いがすごいなと実感しています。

なんというか、「読んでもらえる」プラットフォームなんです。

最近は、文章に関わる人なら、「noteで書かないともったいない」くらいだと思います。おすすめです。

KADOKAWAの役員2名が五輪をめぐる汚職で逮捕

ちょっと眉をひそめるようなトピックにはなりますが、紹介します。

9月6日(火)に、東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件(変換したら「お食事券」と出て和みました)でKADOKAWAの役員2名が逮捕された件。

KADOKAWAの元室長が贈賄容疑を認め、元首相であり組織委員会の元会長である森喜朗氏が、参考人聴取を受けたりなど、異例の事態と言える展開を見せています。

こちらも今後の展開を注視したいトピックです。

Web3のトピック

IPやタレントとNFTアーティストのコラボ事例

NFT情報コレクターとして発信されているmiinさんのツイートが面白かったので紹介します。

下記のツイートに続くツリーで、日本のIPやタレントがNFTに参入する事例についても紹介されているので、興味がある方はぜひクリックしてみてください。

デジタル大臣の平井卓也氏のYouTubeチャンネルの動画

デジタル大臣の平井卓也氏が、起業家の渡辺創太氏、衆議院議員の平将明氏と3人で話すトークショーが、平井氏のYouTubeチャンネルにて公開。

こういった行政に関わる人たちの発信も注視しつつ、今後の動向を追っていきたいところです。

成長するNFT「marimo」7分で10,000点が完売

今週は宣伝が多くて申し訳ないのですが……。本媒体を運営するアル社で公開した初のNFTであり、「初心者向けのNFT」として企画したmarimoがリリース!

なんとパブリックセールから7分で10,000点が完売してしまい、弊社の社員一同、とても驚きました。筆者個人としても、NFTの盛り上がりを肌で感じました。

NFTって、なんだか詐欺が多いイメージや、お金のためにやっている人が多そうな気配が感が強くて、苦手意識を持ってしまうクリエイターの方々も多いのではないかと思うのですが……。

クリエイターの今後の仕事に大きく関わってくるトピックの一つだとは思うので、marimoで得た知見も活かしつつ、今後もクリエイターの方にとっての分かりやすさを重視して、ニュースをお届けしていけるといいなと考えています。

八重洲ブックセンター本店営業終了へ

2023年3月に営業を終了するそうです。本好きの読者の方には、よく通っていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ニュースが公開された9月9日(金)には店名がTwitterトレンド入りし、惜しむ声がたくさん見られましたが、記事によれば2028年度に建築工事が完了する予定のビルへの入居を計画しているそうです。

『異世界おじさん』放送を仕切り直し

異例と言える2度の放送延期や、制作現場の暴露などが話題になっていた人気作『異世界おじさん』のアニメですが、10月6日(木)より、第一話から改めて放送が開始するようです。

根強い人気を誇る作品であり、アニメ放映によってファン層も広がっていたようなので、ぜひうまく再始動できると良いですね。

ガジェット

興味がある人はもう見ているだろうなと思いつつ……。9月8日(木)にAppleの新製品の発表イベントがありましたね。

個別の製品についての紹介などは省略しますが、下記のTwitterモーメントが、今回のイベントの全体感を掴みやすくておすすめです。

https://twitter.com/i/events/1546888717209460736

筆者はiPhone miniがなくなったことに大変なショックを受けています。

というわけで、今週分のクリエイターエコノミーニュースでした!

先週から始めたのですが、この企画を期にnote、Twitterともにたくさんの方にフォローいただけて、大変嬉しく思っております。

引き続き、毎週月曜に更新していきますので、今回の記事が良かったという方は、ぜひフォローして更新をお待ちいただけると嬉しいです!

Twitter
https://twitter.com/creatorecolab

note
https://note.com/creatorecolab/

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