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『アルケミスト』と”宇宙の摂理”

「宇宙の摂理」受講生さんから、「『アルケミスト』という本を読んでみてほしい。なんか宇宙の摂理と同じようなこと言っていると思うので」というリクエストをいただいていたので、この度、読んでみた。

”物語仕立ての生き方指南書”になっている。
受講生さんは、「主人公が気づき、選択していく道がすべて宇宙の摂理的」というように感じたんだろうが・・・
講師視点で細かくみると、100%同意はできないかな。

この主人公のように、”導かれていくことがその人の道として一番最善である”となるには、「本来の自分として生きている」ことが大前提であるからだ。
現代に生きる我々が、何もしなくても「本来の自分で生きている」ことは、ほぼない。
本来の自分で生きている人というのは、どこかの時点で、「偽りの自分」になって生きている自分から意図して脱却しているはずだ。この「偽りの自分」に気づけばずれていってしまうことすらも、現代人にとっては宇宙の摂理としての流れなのだ。

だから、この本の主人公のように生きられるというのは、かなりの大昔、紀元前位の人間ならば、最初からこの生き方を実行できるだろう。
しかし、21世紀という現代に生きる人間は、まずは「偽りの自分」から「本来の自分」に戻る。というアクションをとることが摂理上必要となる。

「本来の自分」であるならば、この本の主人公のような気づきや選択は、ほぼ間違いではないとは思う。
が・・・どこか釈然としない部分が残っている。
それが何なのか????
現時点では解明できていないので、出来た時には続編書きます。