会社が目指すPMについて考える会に参加してみた
本記事は2023.08.16に投稿したクリエーションライン Tech blogからの転載です。
PMについて考える会ってなに?
クリエーションラインでは7/20,21にEngineering All Hands(以下EAH)と呼ばれるイベントを開催しました。EAHではOpen Space Technologyという参加者自身が話したいテーマを持ち寄って、自由にディスカッションするカンファレンスが行われました。その中で行われたセッションの一つが「PMについて考える会」であり、私も参加しました。
なぜこの会に参加したか
私自身の経歴について話すと、開発者という立場でいわゆるあるプロジェクトに入ってコードを書いて開発する、若しくは開発者メンバーを纏めてプロジェクトを推進していく業務はほとんど実施したことがありません。
プロジェクトマネージャー(以下、PM)の役割や職務について学ぶことはあまりなく、むしろ避けていた側面がありました。そのため、PMとしての知識は限られていると感じています。
最近、新しいプロジェクトにおいて、顧客がクリエーションラインへどのようなPMを選定するかを非常に重視していると感じました。この経験が「PMについて考える会」に参加する切っ掛けとなりました。正直なところ明確にこのセッションに参加したいと思っていた訳ではなく、普段PMとして働く方々がどのような視点で仕事をしているか知りたくなり、気軽に立ち寄るような感覚で参加しました。
こんなPMが良いよねー
まず、議論の中で「こんなPMは良いよね」という話題が出ました。私を含め、参加者が挙げた意見をいくつか要約して挙げてみます。
開発メンバーの仕事を明確に指示できる
クライアントと効果的なコミュニケーションができる
プロジェクトの弱点や課題を洞察できる
スケジュール管理が得意
などの意見がありました。特に、プロジェクトの弱点を早急に把握し、解決策を見つける能力は、PMとして重要なスキルであると感じました。
PMを育てるには
次に、良いPMを育てるための方法についての議論が行われました。このトピックでは、参加したPMやメンバーの方々がさまざまな観点から意見を出し合いました。
プロジェクトの定期的なレビューを行う
営業担当者がPMのスキルを身につけてPMになる
PMに経験の浅いメンバー(PL候補)をサポートとして配置する
過去のプロジェクトからの知識やノウハウをPM同士で共有する
プロジェクトの振り返りをしっかりおこなう
PM各々で知識や経験を内にため込まず、アウトプットすることが大事だというお話しでした。やはりアウトプットは重要なのだと感じます。この議論の中でPMは点になりがち(連携が取れず孤立しがち)という意見が印象に残りました。立場上弱音を見せられない部分がメンバーより多いのでしょう。
PMやってて良かったこと
この議題も聞いてみたい部分です。困難な局面だけでなく、達成感ややりがいもあるはずであり、それがPMたちのモチベーションを保つ要因と考えられます。
カットオーバーしたとき
顧客やチームメンバーに感謝されたとき
プロジェクトをリカバリーしたとき
顧客に喜ばれるプロジェクト計画を実現した際
などが挙げられました。プロジェクトの中心で支える役割を果たすことから、その成功や感謝の言葉による達成感は大きいものと思われます。
PMをより良くするには
最後に、PMの役割を向上させるための方法について話し合われました。
PMたちのノウハウや経験を組織内で共有する
優れたプロジェクトを称えるプロジェクト表彰式を設ける
将来のPM候補者を育て、経験を積ませる
他の議論とも重複する部分もありますが、特にプロジェクト表彰式(会社や顧客に貢献したプロジェクトを表彰する行事)は、モチベーションを向上させるための手段として有益であるという意見がありました。また、PMの役割をポジティブなものとして捉え、魅力的なポジションとしてアピールすることも重要だというお話しもでました。
さいごに
私の想像ですが、この議論はクリエーションラインに限らず、他のIT企業にも当てはまるかもしれません。このブログを読んだPMの方が少しニヤっとしたりうなずいてもらい、また他のチームメンバーがPMの考えや意見を理解するための良いきっかけになれば幸いです。私自身、PMや他のメンバーの方々から多くのことを学び、価値ある時間を過ごすことができました。
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