夕陽の贈り物
足早に姿を隠す太陽は
街に夕方のチャイムを響かせる
少年たちは名残惜しそうに伸びた影を携えて家路を急ぐ
あかりが灯り出す街には夕飯の匂いと生活の音が漂い始める
昨日と同じような今日がまた一つ過ぎていく
西の空に落ちていく夕陽は
僕らの1日に○を付けるように
頭上の空を鮮やかな朱色に焦がしていた
そうして今日の終わりを彩った夕暮れの空は
俯く顔を負けじと上げる全ての人達に
ありったけの輝きを届けながら
明日の空へと帰っていく
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