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ミカメヒナ
2024年3月27日 18:10
作家志望で、小説を書いている。そう言うと、凡その人は「すごいね」と言ってくれる。初めて物語を書いたのは、確か小学一年生の時だった。3歳下の妹のために書いた童話めいた短い物語。小説というよりは、絵本のつもりで書いた。現物はもうとっくに捨ててしまっているはずだが、内容は勿論、書いている時の気持ちもいまだに鮮明に覚えている。親に紙をどっさりもらい、色鉛筆を使って無我夢中で文字を書き、それが伝わ