世界は自分中心にまわっている【日記4】
一日一楽
私は毎日、必ず自分に楽しみを与えている。一番の幸せは、喫茶店でお茶をすること。オシャレなカフェや豪華なホテルのラウンジも好きだけど、やっぱり昔から馴染みのある喫茶店が一番好きだったりする。
どうしてこんなにも喫茶店が好きなんだろうとふと疑問に思った。
小さい頃、私はおばあちゃんっ子だった。学校から帰ってくるとすぐに、おばあちゃんの部屋に行き、おばあちゃんの隣に座って水戸黄門や暴れん坊将軍を観ていた。私にとっての当時のアイドルは、松平健。おかげで同級生とは会話が全く噛み合わなかった。
喫茶店は、アイドルになれる場所
おばあちゃんは週末になると、いつも私を喫茶店に連れて行ってくれた。東海エリアならではの、モーニング文化である。そこには決まって、お馴染みのお年寄りたちがたむろしていた。
そのお馴染みさんたちはいつも「〇〇さんのお孫さんはかわいいねー」と私のことを可愛がってくれたし、褒めてくれた。それがたまらなく嬉しかった。
私にとっての喫茶店は、優越感に浸れる場所だったんだと思う。
自己肯定感が半端なく高い、私
私は一人っ子として生まれた。当然ながら、周りは大人ばかりの環境。子供ながらに、大人の輪の中に入ると、そこにいるだけで可愛がってもらえるということを知っていた。
今思えば、その時に目上の人から好かれる術を無意識のうちに身につけていたのかもしれない。(これはきっと、一人っ子あるある?)
そして、もう一つ一人っ子の特徴として、自己肯定感が半端なく高い、という点があげられる。両親から大事に育てられ、愛情を独り占めできるという環境の中では、自然と自己肯定感は高くなるだろうし、『世界は自分中心にまわってる』と勘違いしてしまうのも無理はないはず。
そのおかげで、私はだいぶ痛い仕上がりになってしまったのだけど、周りを見渡してみると案外同じように痛い思考を持っている経営者が多かった、というパラダイムシフト。
やはり、世界は自分中心にまわっていてよかったのである。