体幹のいろいろ
先日、ゴルフ好きのクライアントさんが、ゴルフにおいて小手先のワザがいかに邪魔かを話してくれました。
よく、ゴルフ初心者は女性のほうがスコアがいいと言われます。なまじ腕力のある男性は、腕から先でなんとかしようといろいろ余計なことをしてしまい、けっきょくまっすぐ飛ばないのだとか。
その解決手段として、たとえば手先の「りきみ」をなくし体幹を正しく使うために、左手一本、右手一本でのスイング練習などをするらしいです。
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ここでふと思いました。上に書いたような、
・体幹が大事
・なのに、つい小手先ワザを使ってしまう
・小ワザにたよらないためにできることがある
という図式は、スポーツ以外にも当てはまるのではないか、と。
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たとえば、人間関係。
先ほどの
・体幹(もっとも重要なこと)
・小手先ワザ(ついやってしまう安易な解決策)
・できること
を、人間関係に当てはめてみます。
・体幹→誠実さ、正直さ、感謝、思いやり、共感etc.
・小手先ワザ→根回し、言い方、ほめる戦略、印象戦略etc.
・できること→まっすぐ向き合う、要求ではなく意図を伝えるetc.
次に、英語の勉強。
・体幹→読解力、発話力、語彙力、文法力etc.
・小手先ワザ→言い回し、流行りのフレーズetc.
・できること→大量に読む、大量に書く(添削不要)etc.
最後に、投資。
・体幹→ライフプラン、マネープラン、シャープレシオ、波乗りetc.
・小手先ワザ→儲け話、化ける株探しetc.
・できること→場帳・玉帳をつける、分割売買をするetc.
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…と、三つほど書いてみました。書いてみてわかったのは、自分が得意なことでないとうまくアナロジーに当てはめられないということ。
アナロジー(Analogy):特定の事物に基づく情報を、他の特定の事物へ、それらの間の何らかの類似に基づいて適用する認知過程である。(Wikipedia)
人間関係、英語、投資については書けましたが、たとえば建築や哲学、救急医療については、やろうとしても手が止まってしまいます。
ということは、これを利用すると、あることについて自分がどれだけ本質を理解しているかのチェックにもなりそうで面白いです。
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アナロジーの話はさておき、体幹というポピュラーな概念も、適用範囲を広げればいろいろな場面で使えそうですね。
今日は以上です。読んでいただきありがとうございました!
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