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写真でやらないと決めていた3つの自分的「禁忌(タブー)」を2024年の上半期に解放した話。|Leicaに恋して。

写真を趣味にするにあたり、「やらない」と決めていたことが3つある。
それが「フィルム」と「モノクロ」と「オールドレンズ」だった。

驚くべきことに、2024年に入ってからというもの、この自分の中の3大タブー(禁忌)を私はいとも簡単に破り、まんまと新しい世界(沼)へと足を踏み入れていった。笑

今回は、そんな私がなぜタブーを破ってまで新しい表現にハマっていったのかを解説してみたい。

新しいことを始める楽しさ

自分の中で「やらない」と決めていたことをすべて解放し、新しい挑戦を楽しんでいるのは、間違いなく「楽しいから」に他ならない。

下半期、LeicaM4-2というフィルムカメラを手に入れたことを皮切りに、フィルム、モノクロ、そしてオールドレンズと、写真に対する新たなアプローチに次々と挑戦するようになった。

はじまりのフィルムライカ(M4-2)

どれも以前の私なら「要らない、試さない、必要ない」と頑なに拒んていたものばかりだ。
ところが、新しいアイテム、M4-2は、そんな私に新しい扉をどんどん開かせていく。
そして、それぞれの選択が、私の中で深い意味を持つようになるには、そう時間はかからなかった。

フィルムの魅力

まず、フィルム。
最初は「コストがかかる」割に「思い通りに表現できない」と思って避けていた。
しかし、フィルムを使い始めた瞬間、その不自由さに没入することがどれほど刺激的かに気付いた。
逆に言うなら、デジタルカメラでの撮影がいかにインスタントであるかを再認識し、写真に対する向き合い方が変わったのだ。

フィルム撮影を楽しむのに、LeicaM4-2は最高のパートナーだ。
クラシックなデザインとLeica凋落の時代のなかでもがき苦しんできた反骨の機体。
何よりバースイヤーライカ。
これ以上ない条件が揃い、フィルムはなくてはならないものになった。

モノクロの世界観

次に、モノクロ。もともと私の写真表現は、CMF(Color、Material、Forum)つまり、色、質感、形を強く意識してたものだった。
だからこそ、色を失うモノクロは避けていた。

しかし、モノクロフィルムを手にした瞬間、光と影だけで描かれる世界観に引き込まれた。
今ではデジタルでもモノクロで撮影し、JPEGでそのまま仕上げることが多くなった。
このシンプルなアプローチが、私にとっての新しい最適解となっている。

Leica M11で撮影

オールドレンズの味わい

それらを踏まえて、最後にオールドレンズ。
当初、わざと古いレンズを使う必要はないと考えていた。

Lightroomでノイズを入れたり、フォトショップで加工したらその雰囲気は表現可能だと思っていたからだ。
しかし、オールドレンズが持つ独特の世界観に触れたことで、その価値に気付いた。

現代のレンズに勝るとも劣らない描写力。
かと思うと、それぞれにクセがあり、一筋縄ではいかない個体差。
そこにしかない味わいがある。

そして、フィルムでモノクロ撮影に挑戦するなら、カメラに合ったレンズ選びも重要だと感じる。
現在使っている小西六50mm/f3.5はとても好みの描写だ。

でも、どちらかというとカラーフィルムの方がハマっているような印象を受けている。

M4-2✕小西六で撮る渋谷
M4-2✕小西六で撮る雨上がりの京都

そういう意味では、モノクロにより適した小型軽量のレンズは今後手に入れたい機材の一つだ。

今はたくさんのレンズを試してみたいけど、ゆくゆくは一本のレンズに絞って自分の表現を磨くつもりでいる。

ちなみに、もし程よいオールドレンズの味わいを体験したいなら、ズミクロン C 40mmなんかはかなりオススメ。
いま、一本だけレンズを選べと言われたら、きっと私はこのレンズを選ぶだろう。

新しい挑戦がもたらす喜び

新しいことは、試してみないとわからない。
だからこそ、楽しい。

これからも私は、自分の中の「やらない」を解放し、新たな表現に挑戦していくつもりだ。

カメラや写真の世界は、無限の可能性に満ちている。
自分だけの表現を探す旅は、まだまだ終わりそうにもない。

告知

Leicaに恋して。写真展、開催します。
開催日
2024年11月20日(水)〜24日(日)

ai gallery
大阪市中央区南船場2-10-17
(大阪・心斎橋駅から徒歩6分)

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