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恋愛問題、親子関係、仕事の人間関係、仕事のストレス、ギャンブル依存…
カウンセリングのお仕事をしていることで多くの方の心と関わらせて頂きますが、人の心というのは、本当に繊細で、些細なことで脆くなってしまうものだなと感じます。
非常に堅いものほど砕け散りやすいとよく言いますよね。粘土と石を想像してもらえばわかりやすいかもしれません。
■粘土の場合
普段から柔らかく、金づちで衝撃を与えても、形を変えて受け止められます。さらに、戻ろうと思えば、また同じ形に整える事が出来ます。
■石の場合
普段は物凄く頑丈ですが、耐えられる衝撃には限度が有ります。そのため、その個体が受け止めきれる衝撃ばかりとはいかない中で、不意に金づちなどで大きな力を加えた時にはその衝撃をまともにくらって砕けます。そして同じ形には戻れません。
私は、人の心もそう例えるとわかりやすいなと思っています。
柔軟さを持っていることが、どれだけ生きやすさに繋がるのか。
そしてそれを苦手とする方がどれほど多いのか。
日々、たくさんのご相談者様の人生の一瞬に触れる中で、心の深い部分から痛感します。
粘土で例えたような柔軟な心を持つ人は、悩むだけ悩んだ後に「まあ、いいか。なるようになる。」という気持ちを持てるのです。
「まぁいいか」はとても大切。
人間、どうしても思い返して後悔することはあります。しかし、“その時のあなた”は、その出来事に直面しながら思い付く最善の努力をしっかりしました。
やりきれたかどうかは、あなたの感覚でしか分からない事だと思います。それでも、そのとき行動に移せる範囲でのベストを尽くしたことは、自分自身に対してきちんと認めてあげてほしいです。
そのあとで、次の段階、じゃあどうすればフォローできるのだろうかと悩みましょう。
自分の中で「これだけは譲れない」という部分を持っているのは大変良いことなのですが、その芯の強さの出しどころを間違えてはいけません。
衝撃に負けない柔軟な心と、“ここぞ”という時には曲げない芯の強さ
その両方をバランスよくコントロールできるようになって頂けることの大切さを、これからもカウンセリングや記事で伝えていきたいと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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