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“悩みの正体”は頭のフィルター
「あの人、私のこと避けてる?」
「なんで自分ばかりうまくいかないんだろう...」
「なんか重い、しんどい、つらい...」
こんな風に感じること、ありませんか?
私たちが目の前の出来事を日々「そのまま」受け取っているようで、そうではありません。
頭の中にある「フィルター」を通して解釈しているからです。
このフィルターは、過去の経験や思い込みから作られたもので、良くも悪くも私たちの行動や感情を左右しています。
モヤモヤ、イライラの正体を探る
日常生活の中で、こんな感覚を抱いたことはありませんか?
モヤモヤ:何かが腑に落ちない感じ。でも理由がわからない。
イライラ:期待通りにいかないことへの反発や不満。
ムカムカ:自分が不公平だと感じたときの感情。
ゾワゾワ:得体の知れない不安感。
ソワソワ:何かが気になって落ち着かない状態。
これらの感覚が生まれる背景には、「言葉に意味づけをしているフィルター」が大きく関係しています。
たとえば、他人の言葉や態度に「冷たい」「失礼」とラベルを貼ってしまうこと。
そのラベルが、過去の経験や思い込みから生まれた「フィルター」によるものであることに気づくのは難しいものです。
この、モヤモヤ、ソワソワ、ゾクゾク、イライラといった感覚の反応がでたときは、チャンス!なんです。
「あ、なんか反応してるから、自分で決めつけてる思い込みがあるなぁ」がわかるので・・・
頭のフィルターが現実をどう見せているのか?
頭のフィルターは、私たちの過去の経験や思い込みから作られたもの。
このフィルターを通じて、私たちは目の前の出来事に意味づけして解釈し、「現実」として映し出されています。
たとえば、こんな風に感じたことはありませんか?
「この態度、私を嫌っているのかも」
「計画が崩れたら全て台無しだ」
「この失敗は致命的だ」
実際には、それが事実そのものではなく、頭の中で作り出された解釈でみている、体験していることの方が多いのです。
映像に振り回される日常の例
たとえば、家族の一人が冷たい態度を取ったように感じたとき。
私たちの頭はすぐにこういった解釈を作り出します、、、
「自分が何か悪いことをしたのかも」
「このまま関係が悪くなったらどうしよう」
でも実際に「どうしたの?」と確認してみたら、ただ疲れていただけだった——こんな経験はありませんか?
家族、学校、職場、友人など、どんな場面でも同じです。
※振り回されるようで、まぁ自分から振り回っているというのが事実・・・
自然な流れに身を任せるための第一歩
頭が作るフィルターに固執せず、"今"に意識を向けること。
それが自然な流れに身を任せる第一歩です。
たとえば、川の流れを想像してみてください。
川の水は障害物を「障害」と捉えることなく、ただ自然の法則に従って流れています。
私たちも、頭が「こうあるべき」と主張する枠を超えたとき、目の前の出来事を「障害」ではなく、ただの映像と捉えることができるようになります。
※フィルターを通してない状態というのは、視点が広い状態となります。
実践例:頭のフィルターを外す小さな一歩
1. 人の態度に意味づけをしない
相手の態度が冷たく感じたとき、こう問いかけてみてください:
「今、私はどんな感情を感じている?」
「この感情は過去のどんな経験と繋がっている?」
さらに、「どうしたの?」と相手に確認してみるのも有効です。
多くの場合、あなたの思い込みとは違う答えが返ってくるでしょう。
2. 計画を緩めてみる
完璧主義になりがちな場面では、少しだけ計画を緩めてみましょう。
そして、自分に問いかけてみてください:
「計画が崩れたら何が怖いのか?」
「不安なんだね、本当はどうしたい?」
これらの問いかけを通じて、漠然とした不安の正体が見えてきます。
🔔 頭のフィルターに気づくために
最近、あなたがモヤモヤした出来事は何ですか?
その感情の背後に、どんな思い込みフィルターが隠れていると思いますか?
そのフィルターを少し緩めたら、どんな可能性が見えてくるでしょうか?
次回予告
次回は、 「言葉に意味づけた思い込みを知るゲーム」 をお届けします!
日常的に使っている言葉が、どんな思い込みを生んでいるのか一緒に探っていきましょう✨