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【本のアウトプット】時間術大全

時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 (著 ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー)を読んでの感想や、実践したいと思った時間ワザについて書いていきます。


「意思力」や「生産性」を上げても意味がない

この本の中で一番印象的だと感じたのはこれです。

7月に3冊続けて時間術に関する本を読みました。

これら2冊でも同じようなことは言われていたのかも知れないけど、はっきりと名言してくれていたのは、今回読んだ「時間術大全」でした。

YouTube視聴、Instagram、TickTock、Netflixなど、私たちの周りには魅力的で依存性のあるコンテンツが溢れています。

それらを意思力ではねよけよう!!なんて無理な話なんだよ!!ということをこの本はまず初めに教えてくれました。

これで意思力が弱い自分に対して自己嫌悪する必要がありません。私の心は大分と軽くなりました。

更に、生産性の向上をただただ上げると言うことも解決策にはならない、と述べられています。

やるべきことを詰め込み、問題を片づければすぐにまた次の問題がやってくる。ハムスターの回し車のように、速く走れば走るほど、ますます回転が速くなる。

この本の中では、気を散らす物に振り回されることなく、自分が主導権を握って何に集中したいかを決め、実行していくための時間ワザが列挙されています。

「4ステップ」を毎日繰り返すだけでメイクタイムができる

4ステップとはハイライト、レーザー、チャージ、チューニング。

4ステップ

これら4つのステップについて簡単に紹介します。

ハイライト:毎日「最重要事項」を選ぶ

最初のステップではその日は何に集中し、何のために時間を作るのかを決めます。これによって自分の大事なことに時間を使えるようになり、充実感のある1日を積極性を持って過ごすことができます。

レーザー:「気を散らすもの」を撃退する

SNSやテレビなどの気を散らすものを生活から完全に排除することは不可能です。しかし、使い方を変えることは可能です。集中力を高めるための具体的な戦術をが紹介されています。

チャージ:体を使って「脳を充電」する

集中力を高め、大事なことのための時間をつくるには脳にエネルギーが必要です。ちょっとした変更ですぐにエネルギーが得られる方法が紹介されています。

チューニング:システムを調整、改善する

最後のステップは「寝る前にメモをとる」こと。これによって実験・改善を繰り返すことで、自分にとって最適なシステムができあがります。

私が実践したい時間術を厳選!!

この本の中でも書かれているとおり、87の時間ワザを全て一気に試す必要は無いし、それは不可能です。上で紹介したハイライト、レーザー、チャージの各3ステップから1つづつ個人的に実践したい時間術を紹介します。

ハイライト戦術:1日をデザインする(戦術13)

少し面倒に感じますが、以下のような予定表を書いて1日をデザインしていくという戦術です。

1日をデザインする

実際に明日の予定表をイメージして一番左の「計画」の部分を書いてみました。(実際は紙に書くことになります。)

書いてみて思ったのは、1日の中には意外と時間があると言うこと。

本の中で紹介されている効果として以下のようなことが書かれています。

1日をこまめにデザインし直すうちに、自分がどんな風に時間を使っているかを知り、一番筆が乗る時間帯を発見し、計画をあまり立て直さないですむようになっていった。

初めこそ面倒な作業ですが、自分の時間の使い方を把握し、大事なことに時間を使うために効果がありそうな戦術です。

レーザー戦術:「通知」をオフにする(戦術19)

この戦術に関しては、もう既に実践しています。iPhoneの通知を電話とGmailとメルカリ意外全てオフにしました。

LINEの通知などは重要な気がするから、通知が来るとつい見てしまうのでたちが悪いです。実際は通知をオフにして困ったことはいまのところありません。

通知の悪いところの1つは、集中力を途切れさせるところです。一度途切れた集中力を元に戻すためには長い時間が必要になります。これを防ぐためにも通知のオフは効果的だと感じました。

そのうち、今オンにしている通知に関してもオフにしようかと考えています。

チャージ戦術:ハングリーであれ(戦術67)

現代人のデフォルトは「絶えず食べること」。けれど、私たちの先祖はそんなことはありませんでした。

いつでも食べられる世界に生きているけど、狩猟採集民と体は変わっておらず、食料が乏しい世界でも生きられるし、健康でいられるような体にできている。

ダイエット方法で聞いたことがある16時間何も食べない時間を作るという方法を試すことは、ダイエットという面以外にも以下のようなメリットがあります。

空腹だと食事が美味しく感じられるし、断食には心臓血管の健康維持や長寿、果てはがん発祥リスクの低下などの健康効果もあるといわれる。

この本の筆者は断続的な断食を続けており、やっているうちに空腹感に慣れ、新しい精神エネルギーの泉を活用できるようになった、と述べています。

今のところ効率よく何かに取り組めている!という実感は無いですが、引き続き断続的に続けていきたいと思っています。

まとめ 「人には人の乳酸菌」

(乳酸菌は一切関係ありません。。。)

このnoteで挙げた戦術は私が個人的に試したいと思った戦術です。

この本は筆者が2人おり、その2人のなかでも夜型・朝型という全く逆のタイプを持っていたりします。

この本ではその人に合った戦術を実験し、見つけていくことの大切さが述べられており、これが私がこの本を気に入った理由の1つです。

もしここまで読んでいただき、興味を持った方がおられたら実際に本を読んで自分流の時間術を見つけてみてください。

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