読書メモ『サステイナブルに暮らしたい』
服部雄一郎さんと服部麻子さんの共著『サステイナブルに暮らしたい:地球とつながる自由な生き方』を読みました。
服部雄一郎さんと服部麻子さんのご夫妻が書いた、エッセイ集のような本。お二人とその子どもたちのこれまでの経緯と、高知県での自然に囲まれた自然に優しい生活について書かれています。本は食や仕事(作中では「なりわい」の言葉で表されている)、子育てなど、9つのテーマに分かれていて、それぞれの章で暮らしの工夫や心がけ、その時の心境が語られます。
ここからは私個人の感想になります。
この本で紹介されている暮らしのノウハウは、全ての人に合ってるものではないし、全ての人が実践可能なことでもないと思いました。あくまでこの本を書いたご夫妻とその子どもたちに合ったやり方であるように思います。
けど、自然に優しい、サステイナブルな暮らしの面白さと心地よさは伝わってきて、都会人の私も、エコな生活を取り入れたい気持ちがみなぎってきました。
世界的な環境危機を前に、ゴミを出さない努力は大切です。でも、ただ努力をするだけでは、神経質になって疲弊してしまう。この本では、自然に優しい生活ならではの豊かさや心地よさに焦点が当てられていて、無理をしないことも大切にしているところが印象的でした。
まずは楽しみながらできることをすればいいのだ、と、肩の力が抜けたような気持ちになれるのが良かったです。