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雨降る夜に、君が入ったのは僕の傘。
想い続けていた恋に終わりが来て
僕は独り
誰かを愛すること もう出来ないんだと
思っていたよ
精一杯 強がりながら
細い肩を震わせている
君に出会うまでは
雨降る夜に、
君が入ったのは僕の傘でした
その瞬間に
全力で君を守ろうと誓ったんだ
信じようとしたものに
裏切られたことに
君は耐えて
壊れそうになって
雨の中 彷徨って 独り 泣いて
もう大丈夫 怖がらないで
凍りついた心まで
全部
青い空の下で、もう一度君に出会えたのなら。
照りつける太陽が
焦がしたアスファルトを
宥めるように降り注ぐ
哀しみの雨
どれだけ泣いても
戻らない君を
今でも忘れていない
僕がいる
青い空の下で、もう一度
君に出会えたのならば
君は僕に何を語りかけるんだろう?
あの日 君が聞きたかった答え
言えなかった僕の幼さ
今ならば言えるのに
君は もう…
繰り返す季節の中
君が見つめていた
真実を知るたび 襲う
心に降る雨
どれだけ経っても
愛し続けるには、僕の手はもう届かなくて。
形はどうあっても
君に一番近い場所で
君を見ていた
想いが通り過ぎ
いつしか僕ら
背中合わせになってしまっていた
それでも走り続ける気持ちは
君の求めるものとかけ離れて
愛し続けるには、
僕の手はもう届かなくて
壊れて散った破片が
胸の深くに突き刺さる
愛しいその姿は
僕の目にはもう映らない
せめて 祈らせてくれ
君の幸せを
涙は似合わない
睨むように 空 見上げていた
瞳に誓った
あの日
愛し続けるには、君は花のように儚くて
僕が
君を見つけてしまったから
出会って
傷つけ合うことも知らずに
僕ら 微笑んだ
明ける空
金色に染まる光で目覚めて
隣に眠る君の髪を
そっと 撫でて
愛し続けるには、
君は花のように儚くて
醒めてしまう夢だから
燃え尽きるまで求めて
君が
僕に触れると
世界は色付いてゆく
永久を望めるなら
引き寄せ 抱きしめるのに
まるで子供のように
はしゃぐ君 愛しくて
重ねた手 冷たくて
辛くて
あれから僕らは少し大人になって、それぞれの花を探していた。
「終わりじゃなく 始まりだ」
よく聞く台詞 頭を過った
わかりあえたと安心して
甘えている自分に気付けずに
見えないところで
転がり続ける運命が
囁く言葉を聞き取ることは
出来なくても
大丈夫 きっと僕らは
そんなに弱くないから
あれから僕らは少し大人になって、
それぞれの花を探していた
傷つくことも傷つけることも
恐れずに進むと心に決めて
導かれるように 僕ら 出会えた奇跡
それぞれの手