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「特許CRAPOS」の「特許」って、いったい何なの?

こんにちは。
特許の記事が、意外と人気なので、特許を含めた知財に関するマガジンを作ります。
最初の話題は、当然コレですよね。
「ポストカードなのに箱になる特許CRAPOS」
一体、CRAPOSの何が特許なの?
そもそも特許って何?
など、密かに疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
私の経験、知識、立場で記事にできる範囲で、特許そのものと、CRAPOSの特許についても解説します。


🖊特許ってなに?をざっくり解説!

特許というのは、画期的な発明した発明者に対して、その発明を公開する代わりに、一定期間、その発明を独占的に使用することができる権利(特許権)を国が与えるものです。」
🔗大阪工業大学サイトより転載

良く聞く言葉に、発明品、アイディア商品、などの言葉があると思います。
発明品、アイディア商品という言葉だけでは、特許を取得しているかどうかはわかりません。
発明品、アイディア商品、と、特許の違いは何かというと、特許番号を取得してるか、してないかということです。

特許番号とは特許として認められた発明に付与される、7桁の番号のことです。
この特許番号は、(特許第XXXXXXX号)のように表記されます。
例えば無人コンビニで有名なAmazon Goの特許番号は(特許第6463804号)です。
特許は全てこの7桁の数字で管理されています。」
🔗知財タイムズより転載

上記の「知財タイムズより転載」文に「例えば無人コンビニで有名なAmazon Goの特許番号は・・・」とありますが、私は「Amazon Go」を知りませんでした。(;'∀')
なので、ちょこっとググったら、どうやら、無人レジの進化版アプリを開発したらしく、そのアマゾン専用アプリで店舗に入店すると、欲しい商品を手に取って、レジを通らずそのまま店を出れて、自動的にアマゾンアカウントで清算される仕組みだそうです。
皆さんは知っていましたか?
便利かもだけど、商品を掴んでそのままカバンに入れて、レジ通らず店を出るのって、若干気まずい気分になりそうな・・・・。(;'∀')
モッテイッテ(๑•̀д•́๑; ) 💦イイノ?

まあ、それはともかく、チビ知識として書きますが、パッケージや広告チラシなどで、特許の文字を印刷する際は、「特許第XXXXXXX号」と、番号を一緒に印刷することが原則ルールとなっているようです。
時々、「特許取得!」の文字しか印刷していないパッケージや広告も見ますが、そうだとしても、それで罰則規定があるわけではないようです。


🖊様々な特許情報を調べる方法は?

J-platpatという、特許検索サイトがあります。
このサイトでは、毎日全国から申請される、特許、実用新案、商標、意匠の各申請状況の詳細すべてが、誰でも無料で閲覧できます。
👇J-platpatトップページ

J-platpatトップページ画面

ちなみに、書類を提出したら勝手に特許登録されるわけではありません。
特許番号を得るには、特許審査官に審査をしてもらう必要があます。
書類を提出する際に、ちゃんと審査を依頼しないと、審査自体も始まりません。
余談ですが、J-platpatで他の特許申請書類を閲覧すると、審査の状況も見れるので、記録をよく見ると、審査が行われていないとも思われる書類も多数見受けられます。
恐らく、書類提出時に、審査依頼しなかったのだろうと思われます。


🖊CRAPOSの特許番号と参照ページは?

CRAPOSの特許番号は、「特許第7299654」です。

情報の検索の仕方は、くらぽす小倉の本名で検索可能ですが、リンクを直接置きます。
👇CRAPOSの特許情報ページ

CRAPOSの特許情報ページ

上記リンクをクリックすると、上図の画面が表示され、申請内容の詳細資料を見ることが出来ます。
公開番号の項目のリンクをクリックすると、申請から特許取得までの履歴と、図面のページが表示されます。
左にテキスト資料、右に図面があります。
図面を見ると、現在のCRAPOSの設計図と異なっていますが、それは、特許取得後ににカスタマイズしたからです。
現在のCRAPOS設計にカスタマイズした後に、弁理士にも確認して、特許と表示して良いことになっています。

次回、ライブ配信で、特許庁のページ、J-platpatを一緒に見ながら、いろいろお話します。


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くらぽす小倉|CRAPOSクリエイター講師
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