【中学入試国語読解】過去問で演習すべき…だけど?

入試に向けた読解演習は、じっくり過去問にあたるのが一番です。


志望校の出題形式や解答用紙に慣れるといった目的だけでなく、志望校の価値観、感覚に慣れるというのが重要なポイントです。

例えば、日本一を何度も輩出しているスポーツ強豪校がオリンピック選手の手記の一部から出題したり、有名男子校が敢えて女の子同士のいじめ問題を扱った物語文を出題したり。

「どんな文章を理解できるお子さんに入ってほしい」という、メッセージでもあります。


大手の学習塾に通いながら国語だけ当スクールを併用されている受験生を、毎年何人かお預かりしています。

その子たちは、公表されている過去問をひたすら演習します。

解いて、添削して、解き直して、また解いて…。

現在は、ZOOMでそれをやっているお子さんもいます。


「○○中学校模試」というのをやってらっしゃる塾もありますが、模試を作るためにかけられる時間と、入試問題を作るためにかけられる時間は、違います。

入試問題には、先生方の想いが集まっています。

優秀な塾講師陣が作成している模試でも「似せて」問題を作るのには限界があります。

ですから、やっぱり過去問演習です。

志望校だけでなく、似た傾向のある学校の過去問を解くのもおすすめです。


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ただし、テクニックを習得するための練習だと割りきる場合は、こちらも入試問題以外を扱うことがあります。

例えば近年増えている、2つの文章を並べて読むタイプの問題。

そういうものについては、オリジナル問題もご用意しています。


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