嫌いな人やモノにあえて興味を持ったら意外と面白かったりする話
と言っても嫌々話しかけたりする必要はない。
遠目から何してるか見てみたり
ふとした動作を心理学的に読み解いたりする程度でも
ギャップや本来の姿が見えてきて
本当はいい奴なんだなと許せるときがある。
自分と正反対の性格を持つ人は
嫌いな人だと認識しがちになるけど
そんな人ほど実際関わってみると面白かったり
人生観を変える存在になる。
私は軽く考えることができずに、
何でも深く悩みすぎて自分の首を絞めるタイプ。
それがゆえに失敗したりしくじると人一倍自責の念にかられる。
反面、深く考えるから「人とは違う視点だね」とも言われる。
よく言えば大器晩成、悪く言えば完璧主義。
バイト先で知り合った留学生は、
まぁいいやで大抵進めていくアバウトな人。どんな状況でも思い付いたことを何でも話す素直でおしゃべりな子。
それから塾の中学生たち。
勉強そっちのけで全力で遊びや部活をやっている。
しゃべりたいから話す、眠いから寝るという自分に純粋すぎる行動。密かに羨ましいとさえ感じる。
正直苦手だな、あまり関わりたくないと思う瞬間もあったけど
私にはない「とりあえず」や気の遣わなさ、
今を楽しむ心を彼ら・彼女らから学んで視野が広がり
肩の力を抜いていいんだなと思えるようになった。
私も中学生も同じ学生だから、
そんなに気張らず楽しんでいいんだと気づかされた。
人以外に、嫌いな食べ物にも興味をもったら案外楽しかった。
大学の研究テーマは『トマトのリコピンが持つ生活習慣病効果』
リコピンはトマトやスイカに含まれる。
でも私はトマトもスイカも嫌い。
機能性的にいい面が見られたら少しは食べられるようになれるかという期待と、自分みたいな嫌いな人が食べてもいいやと思える研究にしたいと思ったからこのテーマにした。
生理的に無理、アレルギーだから無理という人は
無理に話しかけたり、食べたりして積極的に関わる必要はない。
ただ、100%嫌な存在のままだと近くにいるだけで不健康になりそう。
ボーっと上の空感覚で違う見方をしてみたら
クスッと笑える瞬間が出てくるかもしれない。
*素敵なイラストありがとうございます。
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