【後篇】クラフトコーラ偏愛生活|出店~覚醒
さて、前回の記事では、クラフトコーラに出会う前から、日本テレビの番組出演までを振り返りました。
今回は、テレビ出演後の反響と、はじめての出店、そして、クラフトコーラの偏愛が明らかに覚醒した今を辿ってみます。
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後篇①:テレビ出演後の反響
日本テレビ『新・日本男児と中居』の出演というラッキーパンチな経験を経て、クラフトコーラの売り上げにも貢献できて、嬉しさが募る、ちょっとフワフワした感覚になっていた2020年初旬。
フードマーケットのイベントに行き、偶然クラフトコーラが出店されている現場に出くわすと、「テレビにに出ていた方だ」「クラフトコーラの方だ」と言ってもらえることがありました。
そんなように、各地でいじってもらえたりする機会が増えていきます。有難いことに、「もう(飲み手としての)クラフトコーラの第一人者だよ」と言葉をもらうこともチラホラあり、そのことに少し自覚的になっていきます。
(自分ではさして変化がないと思っていても、こういうのって人から言われて気づくものですね)
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後篇②:クラフトコーラ業界に、偏愛余地が拡大
ちょうどその頃(2020年初旬~)から、クラフトコーラの銘柄が増えていきます。
特に、各地の郷土性をルーツにしたクラフトコーラは、クラフトコーラの魅力や可能性をとても感じて、次から次へと手を出していきました。
それぞれの銘柄の個性を深堀しては言葉にして、SNSで発信しまくっていたので、周りにとっても「クラフトコーラを偏愛している」ことが明確に映るようになっていったと思います。
同時に、「コーラってそもそもなんだろう」「クラフトコーラの定義ってなんだろう」という問いを持ち、いろいろな書籍を手に取るようにもなります。
特に、独立系旅雑誌『LOCKET』で”COLA ISSUE”という、一冊まるごとコーラのことを取り扱った本がタイミングよく発売されたことは大きく、「コーラ」がとてつもなく巨大で魅惑的な存在であること、あるいはクラフトコーラが「コーラ」という飲みもののの続きを描く存在であることを実感し、自分の中のクラフトコーラ愛をより立体的にしていく時期でした。
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後篇③:初出店!全国のクラフトコーラ飲み比べ@ツカノマノドリンクパラダイス
そうやって、クラフトコーラへの偏愛が周りに強く伝播する状態になった2020年の初夏あたりに、出店のお誘いをもらいます。
フードレーベル「ツカノマノフードコート」主催の、1ヶ月間の週末限定ドリンクスタンド「ツカノマノドリンクパラダイス」。会場は、表参道のCIBONE。日替わりで、ドリンクの新境地を魅せる人物が登場するイベントです。
なんて素敵な機会なんだろう。即答し、1日出店することになりました。出店は、8/22(土)でした。
当日は、すでに販売している銘柄だけではなく、特別なご厚意を得てこれから販売する銘柄まで総勢11種類を揃え、1種・3種・5種から選べる飲み比べスタンドにしました。
イベントは、人数や売上観点からみても明確に大盛況。ここで、いろいろな人に振る舞い、各々の表情や感想を傍目で楽しむことに、快感を覚えます。
この経験が、「偏愛家」だけではなく、「クラフトコーラマイスター」として活動をしていくきっかけを与えてくれました。
ツカノマノフードコートのメンバー、特に、声を掛けてくれた古谷さんには多大なる感謝をしています。
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後篇④:ドリンクスタンド、各地で続々開催!
このイベントをきっかけに、お声掛けしてもらえることも増え、三軒茶屋や池上で、クラフトコーラのドリンクスタンドを開きました。
それぞれの町や会場の文脈に合わせた形で、銘柄の種類や提供方法をアレンジし、振る舞う。こうすることで、アウトプットが意味ある形になるので、クラフトコーラがより伝わりやすくなる。
さらに、ただ自分が開くだけではなく、コラボレーションという形をとることで、来るお客さんの層もその町に関係する方が増えたりと多様になる。
町のコミュニティ的な存在で開くことで、クラフトコーラという飲みものが広がりやすくなるし、その町の日常の佇まいになる(例えば、クラフトコーラがその場所に置かれるようになったり)。
そんな考え方を証明するように回を重ね、そのたびに手応えを感じていきました。
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さいごに:2021年の偏愛生活に向けて
さて、2021年ですが、大きくやることは変わりません。
「クラフトコーラが、いろんな町の日常の佇まいになる」ように、クラフトコーラのドリンクスタンドを開いていきます。
ただ、いつか自分で場を持ちたいので、いくつかの場所で定期的に開けるような機会を作り、営むことの感覚を得たいなと思っています。
また、ドリンクスタンドの体験も、もっと磨いていきます。
例えば、飲み比を快適にできるような道具を揃えたり、炭酸を調整できるようにしたり、美味しく面白く飲めるグラスを手に入れて実際に出したり、など。
偏愛が故の進化を発揮して、胸張ってドリンクスタンドに人を呼べるようにしたいです。
すでに着々と準備は進められていますので、ぜひ、あなたも、来てください。一緒に乾杯しましょう。
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