港町×ソーシャルバーの文脈を持つ「PORTO」には、クラフトコーラがよく似合っていた。
こんにちは。クラフトコーラマイスター / 行商の鯉淵です。
0314[日]、日替わり店長のソーシャルバー「PORTO」品川店に、”1日店長”としてお呼びいただきました。
PORTOという場所、当日の様子、「クラフトコーラがよく似合う」と思った経緯を綴っていきます。
1.みんな、PORTOにおいでよ
2019年有楽町にオープン。以降、2年間の営みを続け、「店長」「お客さん」「運営」が各々の垣根を超えるように交わり合って、ユニークで素敵な場所を生んでいる「PORTO」。
物件の関係で有楽町店は閉じましたが、2021年1月には”様々な地域から訪れる人たちの交流を生み、発信していく複合施設”SHINAGAWA1930内の1棟としてOPEN。
PORTOは”ふとしたときに寄って、思い思いに過ごせる場所”として在れるように”港町”というコンセプトを持っていますが、SHINAGAWA1930が意図する”交通”的な意味合いも今回は兼ね備えいて、その複合さが素敵だなと思っています。
現在はコロナ渦の影響もあり、水・木・日のお昼のスパイスカレー屋営業から徐々に育っていく模様。
きっと、これから様々な店長たちがこの場に立って、それぞれの”らしさ”が生きたコミュニケーションや空間が生まれていくことは、有楽町店の店長たちをみると想像に難くない。
2.ゲスト”1日店長”として、クラフトコーラを振る舞う
PORTOの面々とは、ついこの2月にPORTO有楽町へ1度遊びに行ったことがあり、すぐに意気投合しました。
純粋にクラフトコーラにまつわる活動を面白がってもらえたし、PORTOで生まれていることと通ずるものを感じてくれたのかもしれません。もちろん、PORTOな面々に僕も惹かれ、今回の機会に繋がりました。
当日はオープン前にキッチンに入り、手書きのお品書きを作ってもらえたり、持参した銘柄や紹介POPを貼り付けたり。
ちなみに、今回用意したのは、熊本クラフトコーラと高知クラフトコーラ”sawachina”の2銘柄。
スパイスカレーということもあったので、
ストレートな炭酸割だけではなく、ラテも用意しました。
たくさんのスパイスやトマトで満足した口を潤せるように、
ラテに入れるミルクには、注文がある度に大好きなハーブ茶葉を数分仕込んでいました。
飲んだ後に爽快感が生まれるように、ね。
お昼から16時までのオープンで、30名超えるくらいかな?
たくさんのお客さんが訪れてくれました。
3.この場所に、クラフトコーラの”やくどころ”を見つけた
さて、タイトルで「クラフトコーラがよく似合う」と伝えたワケ。
まず、PORTOの”港町””ソーシャルバー”としての文脈、素養が、その理由のひとつ。
”ソーシャルバー”という言葉を理解するにあたり、PORTOの公式サイトからいくつか引用します。
「価値のあるつながりが生まれる場所」
「いつでも安心して帰って来られる場所」
そんな港町のような場をつくりたい。
コミュニティーが混じり合い、面白いコラボレーションが生まれる…
このように想う”PORTO”を知っているお客さんも多かったからか、自然とあちこちから会話が生まれるんです。
連れとはもちろん、僕らも会話したり、偶然隣り合わせたお客さん同士で盛り上がったり。
きっと、PORTOやクラフトコーラなど、キーワードがあちこちにあるし、PORTOの場やヒトに根付く空気感も相まったからでしょう。
そして、会話が生まれる場所というのは、”クラフトコーラ”にとって相性がいいんです。
味わいや香りの個性がわかりやすくて多様だし、割り方も選べる。そして、+αの個性(銘柄に根付く思想や郷土性等)がある。
「こっちが好き」「この飲み方が意外と美味しい」「あれに使いたい」って反応を交わし合ったり、こちらから銘柄の個性を言葉で補足したりして。
そうやって言葉や感情とともに味わうことで、クラフトコーラをより楽しめる。ノンアルコールだから、場所や身体の状態に影響されずにね。もしかしたら、そんな特性を持つクラフトコーラが会話を後押しする力にもなってたり。
もちろん一人でしっぽり飲むのも最高なんですけど、こうやって会話とともに楽しむにあたっては、相性のいい飲みものだと思っているし、それを改めて教えてもらえました。
そして、品川というエリアと、
”SHINAGAWA1930”のコンセプトとの親和性。
先述したように”様々な地域から訪れる人たちの交流を生み、発信していく複合施設”、という文脈が、これまたクラフトコーラと相性がいい。
クラフトコーラの”クラフト”的要素の一つとして、地域の文化や素材を反映した”郷土性”があります。
つまり、素材やコンセプトから、その町の名産や、ひいては文化まで知り得るんです。クラフトコーラというポップで編集された形だからこそ、知覚できるボリューム感で楽しく受容できる。
郷土性を楽しめる”クラフトコーラ”は”伝える”活動にも力を入れていますから、そこから各地域を”ディグる”ことだって、できちゃいます。
その経験が、ただ歩いたり、調べるよりも、濃いものになり得ることもあるな、と思います。
今回は、熊本クラフトコーラと高知クラフトコーラ”sawachina”の2銘柄でしたが、今度開く機会があれば、また異なる顔ぶれを連れていくつもりです。
この街と施設の文脈通り、クラフトコーラを通して”地域の文化の小さな交差点”をつくっていけたら、と思います。
次に開く機会に、想いを馳せて。
「PORTO」品川 ”1日店長”|CRAFT COLA short trip #7
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