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東風が吹き、朧月夜が菜の花畑を照らす。日本の春の言葉のたのしみ

こんばんは、クラフトビア子です。
四季折々の表情が楽しめる日本にあって、季節の言葉は先人からの遺産。

天候が安定せず、冬と春が行き来する今の時期ほど、季節の言葉がしみる時期はないと勝手に思っています。

いつだって趣味全開ですが、今回はいつにもまして趣味全開でのスタートです。


最強の春のうたは、どちらも大正初期・長野県で生まれた

ビア子が子どもの頃から大好きだった春のうたといえば、唱歌『早春賦』と『朧月夜』。

早春賦 作詞:吉丸一昌 作曲:中田 章

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か

長野県大町市の教育サイトより

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