第 1 回陸上クリニックまとめ
こんにちは。
COZY の鈴木です。
今回は、第 1 回陸上クリニックの内容を簡単にまとめていきます。
第 1 回陸上クリニックは「筋力と可動域」がテーマでした。
スポーツでは強くしなやかな動きが必要とされる場面が多々あります。
その動きを実現するための基礎体力として必要とされるのが「筋力と可動域」です。
筋力とは力の強さ、可動域とは関節が動く範囲のことを言います。
筋力については想像がつくと思うので、ここでは可動域について解説をしていきます。
・柔軟性と可動域
柔軟性→筋肉、腱の柔らかさ
可動域→関節が動く範囲
柔軟性と可動域の認識はこのように覚えると違いが分かりやすいです。
身体は骨と骨が関節でつながっています。そして関節を動かすために筋肉がついています。
つまり、可動域を大きくするためには筋肉の柔軟性が必要とされます。
筋肉の柔軟性はストレッチを行うことで獲得することが出来ます。
・静的ストレッチと動的ストレッチ
静的ストレッチ→静止して行うストレッチ。
動的ストレッチ→動いて行うストレッチ
静的ストレッチは、筋肉の柔軟性を獲得するためのストレッチ。
動的ストレッチは、可動域を広げるストレッチと覚えましょう。
身体に無駄な力が入るいわゆる「力む」状態だと筋肉が固くなり可動域が小さくなってしまいます。
これはいくら静的ストレッチで筋肉の柔軟性を高めても力んでしまうと可動域が小さくなってしまうということです。
可動域が小さな方は、動的ストレッチを通じて力の on/off を覚えるようにしましょう。
・可動域と筋力トレーニング
筋力トレーニングでは、筋肥大、筋力強化などの目的があります。
筋肥大→関節を大きく動かして行う。(以降フルレンジ)
筋力を強化→1 番強い力を発揮できる関節の角度で行う。(パーシャルレンジ)
筋力の源である筋肉を大きくする、つまり筋肥大を目的とする際はフルレンジが効果的です。
スクワットを例にすると深くしゃがみ込み、股関節や膝関節をしっかり伸ばして立ち上がるということです。
フルレンジでトレーニングを行う際は、可動域が狭いとケガのリスクが高まってしまうため、トレーニング前に動的ストレッチを行うことをお勧めします。
また、静的ストレッチを行いすぎると筋肉が緩み過ぎて強い筋力を発揮することが出来なくなってしまうため、トレーニング前や試合前は静的ストレッチの行い過ぎには注意しましょう。