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#111【絵本】ふくろうくん

今日はほっこり絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。




今日の絵本

『ふくろうくん』

作/アーノルド・ローベル
訳/三木 卓
発行所/文化出版局(1976年)





この絵本のテーマは・・・

著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、

【目の前の世界と遊ぶふくろうくんのお話】

もくじ

  • おきゃくさま

  • こんもり おやま

  • なみだの おちゃ

  • うえと した

  • おつきさま




私が感じた事

有名な『ふたりはともだち』のアーノルド・ローベルの作品。
この絵本は1匹のフクロウの独り舞台です。

『ふたりはともだち』は相手がありその関係性の中で優しさや暖かさを感じられる可愛くて素敵なシリーズですが、この絵本はふくろうくんの日常を描いた絵本。

パッチリ見開いた目が印象的なふくろうくんの絵は、どの場面も何だかユーモラス。そして当のふくろうくん、かなりのまぬけです(笑)

自分のベッドの中に現れたおやま(自分の膝)と格闘するふくろうくん。

「へんてこ こんもりども
ぼくの ベッドに いたけりゃ
いれば いいだろ、
おおきく なりたけりゃ
なれば いいだろ、
かってに しなよ。
ぼくは あんしんな この ばしょで
ねますからね、だ。」

『ふくろうくん』こんもりおやまより


最後には観念して階下のソファで座って眠ります。
三木昇さんの訳がいい。

他のお話でも、ププっと「おいおい、なんでそんなことを…」と突っ込まずにはいられないのですが、ふくろうくんの一人であたふたする姿は思い込みの激しい自分を思い起こさせ"(-""-)"…笑えるような笑えないような(苦笑)

『ふたりはともだち』のかえるくん達が繰り広げる世界観とは少し違いますが、そのあたたかさ・ほっこり感はそのままに、一人でも毎日を十分おもしろがれるふくろうくんの世界観もまたステキでした。


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