#082【絵本】きみへのおくりもの
今日もホッコリ絵本の世界へ📚
記録として感想を書いています。
今日の絵本
『きみへのおくりもの』
著者/刀根里衣
発行所/NHK出版(2015年)
この絵本のテーマは・・・
著者が絵本で伝えたいことや絵本に込めたメッセージ。
私なりに感じたこの本のテーマは、
【おだやかな愛情】
私が感じた事
Instagramだったかな?どこかで刀根里衣さんを知り、近所の図書館で「贈り物」にまつわる本を紹介していた中に見つけて、借りてきました。
とっても可愛くて、でもとても幻想的な絵で、
心がふわっと穏やかな気持ちで読み終わりました^^
作者紹介によると、
ボローニャ児童書フェアでイタリア人編集者の目に留まり、Kite EDIZIONI(イタリアの出版社なのかな?)より絵本を刊行し、その後ミラノを拠点に絵本製作。
2012年から2年連続でボローニャ国際絵本原画展に入選。本書はKite EDIZIONIから刊行された絵本の日本語版で、バレンタインデー向けに創作されたロマンチックな作品と書かれています。
イタリア人の目に留まりって凄いですねぇ!
確かに、この絵本もとっても素敵な絵( *´艸`)
そして原書タイトルが扉に書かれていて…
翻訳機能を使ってみると
直訳は、心臓が鼓動する場所(笑)だけど、
Dove batte il cuore(心がどきどきするところ)
が、オリジナルのタイトルだそうです^^
それに本文にいたっても全く直訳がされていないという日本語の意訳が凄い絵本。原書のイタリア語の意味と日本語と比べてみたいですね!!
バレンタインデー向けというだけに、確かに白いねこと黒いねこ2匹の素敵なお話。
何だか少し『100万回生きたねこ』を思い出してしまうけれど、深い藍の湖と夜空を背景に描かれたどのページもウットリし、最後は和みます。
シロを喜ばそうと、クロは色々とがんばります。
やっぱり♂って♀を喜ばせる生き物なんでしょうか。
健気で可愛い。
そして、♀ってそんな♂をすっぽり包んでしまう生き物なんでしょうね。
いっしょなら何にもいらない。
スキとかドキドキとかではなく、
そんな大きな愛を感じさせてくれる絵本でした(*´ω`*)